雨空が広がる私の心。
傘をさせればいいが、私は傘を持ってはいない。
誰かが心無しに言った言葉が痛く私に降り注ぐ
耐えれど底が見えない水溜りになって、
晴れる事を知らない心。
1人悲しむ私に、背中に合わせに座った君は
耳を塞いでいるからと私に言った。
ぽつりぽつりと私は弱音を吐く。
雨空の心に光が差して、あれだけ降り注いだ雨は
気がつく頃には止んでいた。
底が見えない水溜りは次第に乾いていった。
君は私の見えない傘になってくれた。
そっと居なくなった君。
まって、まだ私はお礼を言えていない。
光輝け、暗闇で自分の道を照らせるよう
他の誰でもない自分だけの輝き
ちっぽけに思える今日も、明日のための輝きの日だ
未来への希望が無いように思えても、
自分だけ報われないように思えても、
全てが無駄に思えたとしても、
今日を一生懸命に胸にある輝きを閉ざしてしまわぬ様に
誰かの輝きじゃない、唯一無二の自分だけの輝き
暗闇でも決して消えては行かない
もし消えてしまいたくなっても
今日だけ生きようを繰り返して
そうやって生きて行けばいい。
大丈夫。
無理をしない。ただそれだけ
私達は、よくやっているよ
永遠を信じていた8歳の女の子は、
消えていく未来を目にしていた。
女の子はこう呟いた。
『止めて欲しい、留めて欲しい』
自然と溢れ出す涙と多くの人の届かない願い。
そこにあるのは、風に揺れる面影だけ
あの時から進まずそこに居て
あなたの香りは風と共に消えていった。
あなたの夢は音を立て、この世界に終わりを告げる。
女の子は変わらず今もこう思う。
どうかこの想いが願いが夢が永く変わらずに輝いて
遠い未来の行く末まであり続けていますように。
あなたの香りは風に流され見えないが
未来はきっと風と共に飛んでいく
あなたの幸せな未来を切に願う。
この風景もいつか移り変わる
見慣れた風景は過去の中
年が変われば街も変わりゆく
歩き慣れた道に昔の面影はない
だけど変わらない事もある
見慣れたあなたと思い出
私が住んでいる家
今日も過去の一部だが
私が見る景色には、未来が待っている
星に願った約束
届くのはいつになるだろう
約束があなたに届いても
答えが届く頃にはもういない
あなたとの遠い約束
きっと叶う頃には
憶えていないだろう
出逢っていないだろう
もう一度逢えるように
私は今、願っている