8/14/2025, 12:41:30 PM
君が見てきた景色を知るため
私はこの道を選んだ
夏の匂い 空のあお色
触れられなくても 感じるものがある
風に乗せた思い出たちが
まだ どこかで響いているなら
私もまた新しい 明日を生きられるだろう
君が見た景色をそえて
8/12/2025, 1:11:37 PM
蝉にすら舌打ちする
心の狭い十七歳の真夏
地球が終わりそうだと
暑さに悲鳴をあげる午後三時
白線の上だけ歩くと決めて
足元から 世界は広がった
なのに見える先は まるで陽炎
揺れて溶けて 掴めない現実
誰かの笑い声が風に乗り
夏はいつも 誰かを置いていく
それが記憶
わたしの真夏の記憶
8/4/2025, 9:08:16 PM
騒がしい色を引き連れて
夏が帰ってこようとするから
朝はまだ六時にもならないと
分厚いカーテンで僕をも騙す
それでも夏の明るさは
勝手に侵入してきて
まぶたの裏で踊りだす
ただいま ただいま
ただいま ただいま
窓を開けたら負けになる気がして
僕は逃げるように冷気を求めた
8/4/2025, 9:31:42 AM
あたしと君との間には
少しだけ緊張した空間
炭酸しゅわしゅわから
ぬるくなるまでの空間
もともと無口な君だったけど
さらに言葉を
飲み込んだままにしているね
ふたりの間には1本の炭酸瓶
ふたりの空気が少しずつ膨らんで
弾ける前の静けさみたいな感じ
浮かんでいる言葉はきっとおなじ
だけど今だけは
泡と一緒にそっとしておきたいの
8/3/2025, 4:52:17 AM
小瓶につめた本当の想いを
波がさらうのを見つめてた
流れ着いて小瓶をあける人は
きっと別の誰かだと知っているけど
そうしたかったの
受け取ってくれる人よ
知らない誰かよ
ただ受け止めてくれないかしら
それだけで 今日を生きる
理由になるから
ただ静かに頷いてくれないかしら
それだけで 明日を望む
力になるから