夢野まち

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11/4/2025, 12:07:47 PM

金木犀よ あなたに似た香よ
わたしを どうか導いて

好きだよ、と あなたへの想いだけが
わたしを この場所へと繋ぎ止めるの

金木犀と 同じ色の絵の具を
指先で混ぜて また新しい黄を作る

好きだよ、と あなたを描くたびに
わたしの 世界は輝きを増すの

11/4/2025, 8:03:57 AM

私しか知らない あの日の闇で
掴んだ君の手が 震えていたんだ
それは いつかの私に 似ていた

「ごめんな」と笑う その目が曇る度
どれだけ言葉を重ねても 
届かないのだと おもい知る

遠くへ行く君に すがりはするけど
私はまた ただ立ち尽くすだけなの?

行かないで、と願っているのに

10/31/2025, 11:30:53 AM

立場上 私は光 貴方は影
だけど 本質はその逆で

優しさ溢れる 貴方こそが
本当の光だと 知っている

表には 出ないだけで
いつも貴方に 救われてきた

私の 存在意義は
貴方という光を 支えること

たとえ 皆が私を光と崇めても
真実を見抜く目までは 誤魔化せない

影である 貴方こそが
最も 光に近いのだから

10/26/2025, 7:56:36 AM

両手ですくった 水に浮かぶ
羽は くるくる揺れて

空を 高く 空へ 高く
僕の夢ごと抱えて 翔んでいく

雨が降ったら 落ちてしまうかな
風が吹いたら 飛ばされてしまうかな

それでもいいのさ 自由なのだから
どこまでも行けるさ

揺れて 空を 揺られて 空を
羽は 僕の想いを連れて 旅に出る

10/23/2025, 3:55:22 AM

君に 触れたくて
君と 似た秋風を探した
君と 似た薫りを集めた

でも 私に届くのは
ただの 風で
ただの 木漏れ日で

そこに 君はいないから
この心が 寒くて仕方ない

秋風は 欲しい答えはくれない
だから 私は
ここに 立ち尽くすしかない

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