10/15/2025, 6:43:54 PM
愛から恋を引いたら
足りないものが見えてきた
足りないから霧散した 僕たち
欠けたままでは 成り立たない
心の容量が違うから
愛を恋で割ったら
答えはいつも同じだった
何回も繰り返してみて分かったのは
僕とあなたは
きっと 数式じゃ表せないこと
でもね それでいいんだ
答えなんて最初から いらない
ただ 互いを想う気持ちを知るだけでいい
10/5/2025, 6:42:57 AM
幸せを みつけた
ほんの些細な 小さな幸せ
あなたの 一瞬の笑顔
それだけで 生きていける
きっと 明日も もっと頑張れる
だから
今日だけは 許してほしい
この小さな幸せに 浸って
ぼーっと していること
わたしはまだ 弱いから
強く在るために 必要な人なの
それが
あなたの 笑顔であり
言葉であり 存在そのもの
わたしの心を 照らす光なの
10/3/2025, 5:26:55 PM
黒塗りの顔が列をなす
その一つ一つが 誰かなど
わかるわけもないのに
ほら、と続けたあとの
うそぶく声に揺れる
誰かもわからないのに
誰かに重ねてしまう
そうやって何度も
心の中で黒を描き直して
あなたたちは誰?と 探りながら
日々 向き合っていく
10/1/2025, 10:25:12 AM
夏の少しの暑さが体に
絡まり続けて
秋なんて隙間に
追いやらた気がしてます
情緒の始末を
終えたならば
次は冬という現実で
手一杯になりまして
どこで秋を感じれば良いのかと
見上げる程の
木々も存在しない都市部では
赤や黄や橙といった秋の色味など
まるで無く
そう言えば季節は秋なのだと
思い出すだけなのです
夏の名残りがまだ色濃く
秋を隠しているだけなのだと
思い出すだけなのです
10/1/2025, 1:39:13 AM
線路の長さを 人生の旅と重ねる
錆びたレールは 枯れ草に絡まって
かと思えば
枕木の間に 別の命が芽生えていたり
爽やかな音が この駅の新たな住人だったり
旅と線路の 永遠性を描きつつ
列車と軌跡は 静かに 続いていく