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7/25/2024, 12:40:01 PM


人一倍失敗がコワイ。
人がそんなに?って思うことでも緊張する。

昨日やってしまったちょっとした失敗にドキドキして、
朝、いつもより早く目覚める。

深呼吸して、心を3回叩く。
「大・丈・夫」 これが私のおまじない。

ただ、昨日の小さな出来事なんて
誰も責めたりしない。
気にもとめてなかったりする。

ただ、会社という小さいようで大きい
その籠の中で私は毎日小さなドキドキを繰り返す。

たまに、抜け出したくて、
温泉に出かけたり、寄り道しておいしいものを食べたり。

そうやって、うまいこと羽根を広げないと
籠の中で縮こまってしまうから。


帰り道、ハーゲンダッツ買って帰ろーっと。
明日ちゃんと飛べるように。



「 鳥かご 」

7/25/2024, 9:01:48 AM


「昨日ね、友達が私が行けなかった時の
 ランチ会の写真、
 送ってきたんだよね。
 あっちは、子供いたり、キラキラしてたり。
 人生のフェーズが違うというか…
 萎えて、距離置いちゃったよ〜。」

と、同僚がお昼の休憩室で言う。

人それぞれだなと思った。 
私も先日同じようなことがあった。
私の場合、彼女の言うフェーズが違っても、
わざわざ連絡してくる友達が可愛らしく思えた。

単純に生活を自慢したい子達ではない。
家庭のことで泣いたり叫んだり、
時に離婚する!とあたしの家に駆け込んできたり。
かと思えば、そんな写真を送ってきたり。

喜怒哀楽、こんな年になっても、
母になっても、なってなくても、
馬鹿みたいに遊び回っていたあの日のように
いろんな感情を、共有している。

いろいろあっての、さらに奥なる
感情の共有だ(笑)

そんな友人が2人もいることだけで
私はきっと救われているだろうし、
救っているのだろう。

「 友情 」

7/19/2024, 2:28:43 PM

ここ1週間、残業三昧。
家に帰って布団に倒れ込む。
重力をずっしり感じる。
疲労感が絶対物として見えるようだ。

はぁ…
やりがいは感じている。
それなりの地位も手に入れた。
毎日充実もしている。

でも、このままでいいのだろうか。
いや、いいのだろう。
でも、もっとすごいこもを成し遂げられる気がする。
いや、やりたいことなんてないし…
でも、、、

ふと見上げた先には窓越しに映る自分の顔。
10代の希望に溢れた日のあたしに
今のあたしは誇れるだろうか。

ガラス越しに見える自身の目の奥には
なんとも表現できぬ靄があっだ。



「視線の先には」

6/18/2024, 10:59:50 AM



「いてててて…」
ヒールで靴擦れした足を擦る。
来週のデートに備え、新しい靴で出かけてみたが、
案の定、痛い思いをしていた。

柄にもなくヒールなんて履くもんじゃなかった。
たまには、女らしい姿を見せたくて、
シルバーの繊細な7センチヒールを買った。

うーん。若い頃はこんなの毎日履いていたのに…
知らぬ間にできないことが一つ…。
この頃はおでこにシワも入るし、
スキンケアを油断すると何かしらのトラブルになる。
歳を取るってやだなぁ〜。

ぼぉっとベンチに座って休んでいると
ぽとりと落ちている1輪のハイビスカスが目に入った。
辺り一面にハイビスカスが咲き誇っている中で
唯一その子だけが地面に落ちていた。
なんだか悲しそうな、寂しそうな、
やりきれない顔に見えた。
同時に「私はまだ美しいわ!」
と強く主張している様にも見えた。

花が散る時、落ちる時、
自身の判断で散るのだろうか。
それとも、まわりに迷惑をかけないようにと
周囲から切り離されるのだろうか。

答えは調べてしまえば、すぐわかるのだろうが、
たとえ正解じゃなくとも、
私は、自身の判断で散るのではないかと思う。
気高く、自身の美を追求し、自ら命を終える。

大丈夫よ。散った後でも、
こうして私の心を揺さぶる貴女はとても美しい。

歳を取ると、若い頃みたいな美しさは、
すり減っていくけれど
経験や性格でまた姿、カタチが変わる。
自分次第で見え方は決まる。


自分らしく、今の自分に誇りを持って。




「 落下 」

6/17/2024, 10:25:42 AM


東中野駅から徒歩7分1LDK。私の城に帰る。
ここ4月から2ヶ月間詰めていたプロジェクトが終わり、
祝のワインをあける。
デパ地下で買ってきた惣菜をひろげ、
今日は一人贅沢会の開催である。
こういう時間が何よりも至福である。

「将来ね〜…」

来年の3月から同棲を始める。
かと言って、結婚が決まっているわけではない。
互いのアパートの更新に合わせて、
一緒に住むことになった。

人と住む実感がわかない。
高校卒業と同時に山形から上京して、独り暮らしは15年目。
好きな時にご飯を食べ、
夜ふかししてアニメや小説に惚け、そんな毎日を繰り返してきた。

家の中には、コツコツと集めた北欧雑貨やインテリア。
観葉植物たち。15年の歴史を感じる。


このまま上手くいけば、彼と一緒にずっといるのだろう。
それは、何よりも嬉しいことだ。
私は彼こそが生涯を共にするパートナーだと直感している。

その反面、
彼といる未来のイメージが描ききれない。
いや。家族をつくるイメージと言った方が正しい。
彼との間に子どもを授かったりして、
親になったりするのだろうか?
あと5年もすれば、ごくごく普通に
いわゆる「幸せな家庭」を築いているのかもしれない。
…そんな風になりたいという気持ちと裏腹に
そうなりたくない自分もいる。

自分というカタチが変わってしまいそうで怖い。

ただ、今ここにいる私だって
いつかの私の未来なのだ。
そうやって、不安と期待を膨らませて
今日まで生きてきた。

自分は自分で変わることはない。
そう信じて明日を迎える準備をする。


「 未来 」

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