笑っている君。
泣いている君。
喜んでいる君。
怒っている君。
君と共に過ごす時間が増えるほど、まだ知らない君が僕の前に現れる。
今日の君はどんな君だろうと、いつも楽しみにしているんだ。
どんな君でも僕は君のことが大好きだし、君を深く知ることでより君の虜になっていく。
いつか君と家族になりたい。
それくらい僕は君を愛している。
夏になれば進んで入りたくなるのに、冬になれば出来るだけ入りたくない場所。
それが日陰。
日陰のことを今は考えたくないけど、夏になれば日陰を求めるんだろうな。
ああでも、冬でも日陰を求めることもあるか。
さっむい日に子どもと氷を作る時とか、ミニ雪だるまが溶けないようにする時とか。
それ以外に何かあるかな?
しばらく考えてみようかな。
今日はとても寒いから、最強の帽子かぶって出かけようかな。
耳当ての付いたあったかニット帽。これをかぶってたら耳が寒くならないの。
なんて素敵アイテム! これ考えた人天才!
そう心の中で称賛してあったかコートに袖を通す。
さあ、出かけよう。
お昼ご飯を買うために。
今日こそ告白しよう。
……そう思って五日が過ぎた。
今日こそは、今日こそはとずっと思っているのに悪いことばっかり考えてしまって中々行動できない。
『じゃあこの思いをずっと抱えて生きていくの?
ちゃんと言えば良かったって後悔したままにするの?』
そう心の中の私が問う。
私だってこのままで良いなんて思ってない。
今の私に足りないのはほんの小さな勇気だけ。
今こそそれをなんとか引き出す時。
……よし。当たって砕けろだ。
ここまで引き伸ばしてしまったからきっとすごく怒ってると思う。
でも、こんなことになったのは私が臆病だったせいだ。
……覚悟を決めよう。
「お父さん。……コップ割ってごめんなさい……」
……案の定、早く言いなさいって怒られた。
でもちゃんと告白してえらいねとも褒められた。
それでも……やっぱり早めに言うべきだよね。
怒られるってわかっていても。
お姉ちゃんを驚かせたい。
こう……わぁ! って感じで。
イタズラはこの間のでもうこりごりだから、それ以外にしないといけないわね。
だったら……何がいいかしら?
そういえばお姉ちゃん、おっきなぬいぐるみが欲しいって言ってたような。
それをプレゼント……うーん、あたしのお小遣いが足りないわ。
というか、お姉ちゃんの欲しいものってだいたい小学生のあたしには高すぎるものばかりなのよね。
お姉ちゃんもお菓子とかジュースとかかわいいヘアゴムとか欲しがればいいのに。
うーん、どうしよう……
……困ったときの、お母さーん!
そうしてお母さんに相談したら今日の夜ご飯はグラタンになって、お姉ちゃんもわぁ! ってびっくり驚いてた。
……なるほど。滅多に出ない料理で驚かせるっていうのもアリなのね。
あたしもお母さんにお料理教えてもらおうかしら。
……だってなんか悔しいもの。