いつ、どんな時に貰ったかさっぱり忘れてしまった星図が小学校と中学校の卒アルの間から出てきた。
というわけでせっかくだから星図を持って天体観測をしよう! と思い至り、いそいそとベランダに出た。
だけど本日は曇り空。星どころか月までもぼんやりしか見えない。
じゃあまた今度にするかー、と部屋の中に入ろうとしたその時、突如強風が吹いて持っていた星図を掻っ攫っていった。
数秒、何が起こったのかわからなかったけど、事態を理解して「マジか……」と頭を抱えた。
闇夜に消えた星図には名前がばっちり書いてある。
それだけじゃない。何年何組までもしっかりと書いてあるのだ。
……変なところに落ちてなければいいけど。
そう思ってた次の日、二軒隣りの人から「これ、貴方の?」と星図を渡された。
どうやら庭に落っこちていたらしい。
そしてなぜわかったのかを訊くと、少し珍しい名字だからきっとそうだろうと思ったとのこと。
若干レア名字で良かった〜……のか?
クイズではない。暗号でもない。
だけど私を悩ませる数式(?)がある。
それが『愛 − 恋 =?』だ。
愛から恋を引いたら何になるのか。皆目見当もつかない。
音楽室の机の隅にこそっと書かれていた誰かのいたずら書き。なのにどうして私はこんなにも悩んでいるのだろう?
下校途中も、お風呂に入っている時も、寝る直前も、ふと気がつけばその答えを模索している。
いや、答えなんてないのかもしれない。愛も恋もこれだ! という定義なんてないのだから。
ということは答えは解無しになるのかな。
それはそれで寂しい思いもあるけど。
次の週、少しドキドキしながら音楽室の机の隅を見ると、?の部分が『真心』に書き換わっていた。
なるほど! と思う自分と、うーん……? と思う自分の両方がいる。
……だけど私じゃ辿り着けなかった答えだ。
だからとりあえず真心の近くに花丸を描いて矢印を伸ばしておいた。
みずみずしくシャリッと美味しい梨。
汁気がいっぱいあるのが好き。
洋梨も洋梨で美味しい。初めて食べた時、衝撃を受けるくらい美味しかった。
だけどやっぱり梨といえば丸くて赤みがかかった黄色に落ち着いてしまう。やはり幼少期から慣れ親しんでいるからだろうか。
それはそれとしてつい先日、とある国のお姫様が拷問(飯テロな意味で)される漫画を読んだ。
そこで梨の糖分は時間経過で下にさがる、ということを知り……そして思った。
姫様がこれはもうジュースと言うくらいのもの……いったいどれほどのものなんだ……? と。
だから私は梨を一つ買ってきて底に糖分が溜まるように保存している。
ふっふっふ……今から食べるのが楽しみだ!
LaLaLaとは歌を歌う時の擬音語だったり、いわゆるカクカクシカジカだったり、夢見心地の状態だったり……あとは酔っ払ってる時の幸せな状態だったりと割と結構いろんな意味があるらしい。
グー◯ル先生様々だ。
ということはLaLaLa Goodbyeは酔っ払ってグデングデンになって「あっははは〜! じゃ〜ねバイバーイ」みたいなことなのだろう……か?
何かが違うような気がしないでもないが……
どこまでも道は続いている。
だから行けるところまで行ってみよう。
辛くても、悲しくても、楽しくても、嬉しくても、歩いて行こう。
その道の果てまで。
終わりは定められている。だけどそれを決めるのは己ではない、
全てはなるようにしかならない。己の手ではどうにもならないことも数多くある。
だけどそれでも歩くしかない。
どこまでも続くこの道を。