バスクララ

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12/26/2024, 2:15:40 PM

あの頃からちっとも変わらないね。と中学ぶりの友達は少し嬉しそうに笑った。
そうだね。あなたは結婚して子供もできた。
あなたから見たら私なんて変わってないように見えるのだね。
でも、そうでもないよ? 私だって変わったよ。
あの頃より難しい漢字や言葉をたくさん覚えた。
新しい趣味も増えた。
人の機微もちょっとはわかるようになった。
嫌いな野菜も少し食べられるようになった。
確かに微々たる変化かもしれないけど、あの頃と全く同じではない。
変わらないものはない。それは人だって物だって同じ。
……そう言いたかったけど友達の笑顔を壊したくなくて、そうかなと曖昧に笑った。
あの頃と変わらない昔の友達。
私の立ち位置はそれで良い。

12/25/2024, 1:05:08 PM

夕食の唐揚げを平らげた後、こたつでのんびりケーキをほおばりながらテキトーにクリスマスソングを流してみる。
クリスマスの過ごし方はよくわかってないけど、たぶんこれもまた一つの正解ではあるんだろうな。
ぼっちもサイコー!
……しかし、食いすぎて腹が苦しい……
さすがに唐揚げ二パックはやり過ぎたか?
でもクリスマスといえばチキンとケーキだから、食べないって選択肢はないしな……
まあたまには腹いっぱい食ったっていいだろ!

しかし俺は知らなかった。
この後強烈な胃もたれに襲われ、午前三時まで寝られなかったことを……

12/24/2024, 2:27:19 PM

恋人同士にとってイブの夜は特別な夜だ。
だけどそんな夜でも、彼女がただ隣にいて手を繋いでくれるだけで僕は満たされる。
甘い夜もプレゼントもいらない。ただこの時間がずっと続けばいい。
来年もこうして過ごしていたい。
そう願いながら彼女の額に口づけを落とす。
彼女は茹でダコみたいに真っ赤になって、恥ずかしがりながら今度は口にしてと小さな声でおねだりしてきた。
どうやらイブの夜は少し素直になるらしい。
彼女の新たな発見を嬉しく思いながら、僕は彼女の願いを叶えるのだった。

12/23/2024, 12:58:36 PM

あたしは決心した。
サンタさんは子どもにしかプレゼントをくれない。
だったらあたしがお父さんとお母さんのサンタさんになる!
だけど、あたしはお父さんとお母さんが寝るまで起きてるなんてできない。その前に寝ちゃうわ。
だからお姉ちゃんに全部話して一緒にサンタさんになってもらうことにした。
でもプレゼント選びはあたしが決めたし、お金だってこれまでのお年玉から出した。
あくまでもお姉ちゃんはプレゼントを枕元に置く係なの! 本当のサンタさんはあたしなんだから!
……って言ったらお姉ちゃんってば、はいはいって笑ってた。
まったくもう、お姉ちゃんはサンタさんになれなくて悔しくないのかしら!?
もしあたしがそう言われたらめちゃくちゃイヤなのに!
……まあでも、準備はぜーんぶ整った。
あとはクリスマスを待つだけ。
お父さんとお母さんの反応が今から楽しみだわ!

12/22/2024, 11:31:22 AM

お風呂からゆずの香りがすると、今年も終わりだな〜と思う。
年末年始は大忙しだ。大掃除に宿題、あと年賀状も書かなきゃね。
あと数日で今年も終わっちゃうけど、とりあえずはお風呂に入ってゆっくり休んで……
また明日から頑張ろう。
年賀状も宿題も大掃除も、明日の私がちゃちゃっと終わらせてくれるよ。

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