バスクララ

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恋人同士にとってイブの夜は特別な夜だ。
だけどそんな夜でも、彼女がただ隣にいて手を繋いでくれるだけで僕は満たされる。
甘い夜もプレゼントもいらない。ただこの時間がずっと続けばいい。
来年もこうして過ごしていたい。
そう願いながら彼女の額に口づけを落とす。
彼女は茹でダコみたいに真っ赤になって、恥ずかしがりながら今度は口にしてと小さな声でおねだりしてきた。
どうやらイブの夜は少し素直になるらしい。
彼女の新たな発見を嬉しく思いながら、僕は彼女の願いを叶えるのだった。

12/24/2024, 2:27:19 PM