すい

Open App
1/11/2025, 12:56:46 PM


かじかんで少し赤くなった私の手を握り、
慣れた手つきでポケットの中に入れるあなた。

それは優しさなの?

それとも…。


ううん、どっちだっていいわ。

これから向かう先があなたの家で、
明日になれば2人の関係性が変わってしまうと、

そう分かっていても
私はあなたと一緒にいることを選ぶんだから。


温かい部屋で並んでテレビを見る。

小さなこたつの中で足の先が触れあう。

平和でゆったりとしたその時間さえ与えてくれるなら、
もうなんでもいいわ。


ねぇ、今日はなんだかいつもよりあたたかいね。



                  ___あたたかいね

1/10/2025, 1:39:56 PM


私に初めて恋を教えてくれたあの人は、
少年みたいに素直でまるで太陽のように笑う人だった。

私に強くなる勇気と前を向くきっかけをくれた君は、
素っ気ないけどでも不器用に誰より愛情深い人だった。

そして私にいろいろな経験をさせてくれたあなたは、
お調子者でその存在一つで人を笑顔にできる人だった。


人を好きでいることは幸せなことばかりじゃない。

だけど出会わなきゃよかったなんて、
そんな風に後悔した恋はひとつもなかった。


だからきっと、恋って素晴らしいものなの。

"好き"

その感情ひとつで誰かのためにこんなにも輝けるんだもの。

たったそれだけの感情が未来の私を変えるんだから。


恋ってまるで未知の世界へ繋がる扉の鍵みたい。



                   ___未来への鍵

1/9/2025, 2:27:20 PM


冬の澄んだ空に輝く星のような君は、
人々を魅了し、時に狂わせてしまうほど美しかった。

みんなが君を求め手を伸ばす中で、
君に選ばれた私はきっとこの宇宙で1番の幸せ者ね。


だからこの幸せがあんなに儚く散ってしまうなんて、
想像もしてなかったのよ。


君が消えてしまった空に残った無数の星のかけら。

綺麗なものばかりじゃない、
だからこそ私の心に強く深く刻まれていく。


全部忘れて欲しいと、君がそう言ったのに。


君が無責任に残していった星のかけら。

私の宝物で、私の消えない傷。



                   ___星のかけら

1/6/2025, 3:32:28 PM


何もかも手にしているのに孤独な君。

魅力的なその姿の裏に隠している大きな傷。


可哀想なほど愚かでずるい君は、私に似てきっと弱いのね。


でも大丈夫よ。

君がどんな罪を犯しても、
お揃いの罪を背負って一緒に地獄に堕ちてあげる。



                   ___君と一緒に

1/4/2025, 2:03:01 PM


誰かと比べて自分が優れていること。

人に羨ましいと思われる人生を歩むこと。

私にとって幸せとは、
いつも自分じゃない他の人の視線の先にあった。


でもそう、君に出会って知った。

他人の存在に依存する幸せほど脆く弱いものはないと。

自分が本当になりたい姿さえ知らないまま、
みんなが憧れる何かを惰性で目指すことの不幸さを。


自分を嫌い貶し続けて得た強さは、
何ひとつ救ってはくれない。

だからこそ、自分を尊重する心を忘れないこと。

誰かにとってじゃなく私にとって、
いつも誇れる自分であること。


前に進むために必要なのは自分を否定することじゃない。

少しづつ、自分らしく変わること。


君が好きだと言ってくれた私を、
私は消してしまいたくないから。


幸せ、それはどんな時も自分を愛し成長させられること。

そして人の幸せを願えるぐらい強く優しい人であれること。


幸せとは、きっとそういうもの。



                    ___幸せとは

Next