すい

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1/6/2025, 3:32:28 PM


何もかも手にしているのに孤独な君。

魅力的なその姿の裏に隠している大きな傷。


可哀想なほど愚かでずるい君は、私に似てきっと弱いのね。


でも大丈夫よ。

君がどんな罪を犯しても、
お揃いの罪を背負って一緒に地獄に堕ちてあげる。



                   ___君と一緒に

1/4/2025, 2:03:01 PM


誰かと比べて自分が優れていること。

人に羨ましいと思われる人生を歩むこと。

私にとって幸せとは、
いつも自分じゃない他の人の視線の先にあった。


でもそう、君に出会って知った。

他人の存在に依存する幸せほど脆く弱いものはないと。

自分が本当になりたい姿さえ知らないまま、
みんなが憧れる何かを惰性で目指すことの不幸さを。


自分を嫌い貶し続けて得た強さは、
何ひとつ救ってはくれない。

だからこそ、自分を尊重する心を忘れないこと。

誰かにとってじゃなく私にとって、
いつも誇れる自分であること。


前に進むために必要なのは自分を否定することじゃない。

少しづつ、自分らしく変わること。


君が好きだと言ってくれた私を、
私は消してしまいたくないから。


幸せ、それはどんな時も自分を愛し成長させられること。

そして人の幸せを願えるぐらい強く優しい人であれること。


幸せとは、きっとそういうもの。



                    ___幸せとは

12/30/2024, 9:46:47 PM


あなたと出会い、あなたに恋をし、
色んな初めてを経験した1年。

大人の世界の美しさと寂しさをこの目に映して、
知らない自分と出会った。

振り返ればなんだか、笑っている時間が多かった気がする。


こうやって歳を重ねていくほど自分が成長して、
関わる人が増えていくたびに少しづつ、
私自身が変わっていく感覚を覚える。


でもふと頭をよぎる存在が、
いまだに私の全てを握っている気がした。

だって記憶を辿ればそこにはいつも、
君を失ったあの頃の私とそっくりの自分がいるんだもの。


あぁやっぱり、人は簡単には変われないのね。

君はとっくに捨てたのに、
私は君みたいに強くなれなかった。

この1年で私は君じゃない別の人を好きになった。

なのにいつもどこかで君の面影を探し続けていたんだから。


もうすぐ年が明けるのね。

やっぱり今年も、君は戻ってこなかった。



                ___1年を振り返って

12/26/2024, 1:07:30 PM


変わってしまったのは君だけじゃない。

変わってしまったのは、きっと私も同じ。


  
              ___変わらないものはない

12/24/2024, 6:23:49 PM


あなたと見たあの大きなクリスマスツリー。

あなたと歩いたこのイルミネーションが照らす道。


私の冷たい手を包み込むあなたの大きな手を、
こんなにも温かいと感じたのは初めてだった。

私の先を歩くあなたの逞しい背中に、
これほど安心したのはいつぶりだろう。

その瞳に私だけを映し出して、
私のことだけを考えて微笑むあなたを、
私は久しぶりに思い出した。


やっぱり、ずるい人ね。

少年のようなその無邪気な笑顔で、
一体いくつの嘘を無かったことにするの?

何もかも忘れさせてしまうような優しい手つきの裏に、
一体どれほどの闇を隠しているの?


私を惨めにさせるのが得意なあなたは、
私を喜ばせるのも上手ね。

だから私はいまだにあなたを捨てられないのよ。


ねぇ、私たちみんなからはきっと
普通の幸せそうな恋人に見えるんでしょうね。

それならいっそこの聖なる夜くらい、
みんなのように私のことも騙して。


本物の恋人にはなれないんでしょ?

こんなにも特別な日にかぎってあなたは、
私に口付けすらしないものね。



                    ___イブの夜

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