ぱう

Open App
11/1/2024, 10:41:42 AM

永遠に

「罪を償う」ていうのは、結局加害者側の救済にしかならないんだよ。
ただの自己満足に過ぎない。
あれだけ傷つけられた被害者に、加害者ができる事なんて何もない。
だから、私はアンタを永遠に許さない。
そうやって生涯ずっと、罪悪感で苦しみ続けるといい。

10/31/2024, 10:58:16 AM

理想郷

みんなが私を受け入れて、誰もが私を否定しない。
私はみんなから愛されていて、必要とされている。
私がいなくなるとみんなが寂しがる。
そんな世界だったら良いのにな。

10/26/2024, 12:31:42 AM

友達

貴方とお友達になれたのは、今思えば奇跡に近いものなのかもしれない。
住む世界が違う貴方と私。
そんな私は貴方に憧れを抱いていた。
だから、貴方とお友達になれた時は嬉しくて、嬉しくて。
貴方とお友達になった事で、その私の感情はだんだんと大きくなっていった。
でも、いつからだったかな。
貴方への尊敬や憧れは、いつしか嫉妬に変わっていて。
あなたの事は大好きなのに、みんなから好かれる向日葵の様な貴方が好きだったはずなのに。
…もう、綺麗な感情だけじゃなくなっちゃった。

10/12/2024, 10:33:18 PM

放課後

放課後はみんなで遊ぶのが当たり前になっていた。
まあ、そのせいでお金なんていつも無くて、だからバイトも大変だった。
でも、その日常がそんな事の何倍も楽しかったんだ。

今日は、三月二日。
昨日は私の学校の卒業式だった。
当たり前の様にあった私の「放課後」は昨日でなくなった。
特に将来の夢がなかった私は、親に手伝ってもらって仕事を探している。
多分みんなもそうだ。
あまり更新されないインスタ、毎日会えない友達。
その事実だけで寂しくなる。
もう二度と戻ることの出来ない、放課後の日々。
それを思い出とし、そろそろ私も私の未来へ進もうと思う。

9/19/2024, 1:35:24 PM

時間よ止まれ

わかってるよ、貴方が誰にでも優しいこと。
私への態度にも、善意以外の他意はない事。
それなのに、勘違いしそうになる。
貴方が太陽の様な笑顔で私を見つめるたび、私に笑いかけてくれるたび、話しかけてくれるたび。
このままの関係でいたいのに、私は貴方の彼女ではないのに。
周りの子にもそう接していると思うと嫉妬してしまう。
貴方がいるから入った環境委員。
放課後、貴方とたわいの無い話をしながら花に水をあげる。
今、ここには私と貴方の二人きり。
私はふと校舎の時計に目をやる。
時計の針は、この時間があと十五分しか続かない事を教えてくれる。
じょうろを握る手にぎゅっと力がこもった。
ああ、このまま時間が止まってしまえば良いのに。

Next