コウ

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11/29/2023, 3:18:11 AM

終わってほしくないものはたくさんある。
人気の漫画の連載、アニメ、TV番組
今、手元にあるアプリや、友達との連絡先。
仕事は終わって欲しいけど、人がヒトであるための娯楽は、奪わないで欲しい。

11/28/2023, 3:29:55 AM

そっと彼女の手を握りながら、彼は愛の言葉をささやいた。
「あなたと一緒なら、世界は奇跡に満ちているような気がする。僕は君に、永遠の愛を誓います。」
その言葉を聞いて、彼女が木漏れ日の下で微笑む。
彼の心の中ではいつまでも、その彼女の笑顔が輝き続けていた。

11/27/2023, 3:24:04 AM

茹だるような熱に侵され、体が動かない。
「季節の変わり目だものね」という常套句を言う家族を背に、私はベッドに蹲り、喉の痛みと熱に耐えるしかなかった。
風邪なんて引いたことなかったのに。痰の絡む咳を一つすると、我が家の猫が駆け寄ってきた。
熱に誘われてやってきたのだろうか。猫はこちらの顔を覗き込むと、堂々と私の体を踏み、そのまま座り込んだ。
猫は気楽でいいなあ。私はそっと猫の顎に手をやり撫でて、何回目かわからない眠りについた。

11/26/2023, 1:58:05 AM

太陽の下、砂浜で踊る2人の影。
お互いに、時が止まるほど強く惹かれあう。
「明日も来る?」彼女はそう言った。
僕はそっと頷く。
彼女は笑う。
照らし出す太陽も笑っているような気がした。

11/25/2023, 4:57:18 AM

寒い冬の朝、セーターを手に取った。
猫のアップリケが目立つそのセーターは、亡き母が編んだものだった。
最初はダサいだとか言っていたし、大人になったら着なくなってしまったが、未だそのセーターだけは捨てられない。
痺れる寒さに身を震わせながら、自宅用なら、と私はそのセーターを纏う。
次の冬の訪れを待ちながら、またこのセーターと冬を越すのだ。

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