父の足を踏んだので生姜焼きを作りました

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10/20/2025, 11:23:18 AM

きみがそう思うなら
わたしはそれで良くて

あなたが幸せなら
わたしもそれで満足で

離れたくないから
嫌われたくないから

そう思うわけで

ほんと

ごめん

10/19/2025, 10:52:13 AM

残ったものは
何もなくて

君がいた証さえ
綺麗さっぱり
温度すら
残り香さえも
何もなくて

わたし以外

何もなくて

君があった理由は
実はわたしであって

この鼓動
わたしの刻むもの

わたしに響くものが


わたしが
君の音であって

10/19/2025, 8:21:55 AM

見ていたものは
酷くはっきりとしていて
網膜の裏に張り付くようで

痛々しいほどに
鮮やかで

どうしてもそれが欲しくて
手を伸ばして
追いつきたくて駆けて

やっと掴んだそれは

するりと
手の内から滑り落ちる

また手を伸ばす
駆ける
掴む

するり

欲しかったものは
いつも手に入らなくて

見えるものは
はっきりとしている

と思っていたけど

それもまた違くて

光と思っていたものは
ひとつじゃなくて

掴んだものに
実態はなくて

まるで蜃気楼

その光と私の間には
果てしない時間の隙間があって

隙間にぼんやりとした希望があって
痛々しい希望があって
それが邪魔して

伸ばそうが
駆けようが
全く関係なくて


いつになれば
追いつくのだろうか

10/17/2025, 10:05:01 AM

日々思う
いつ
みな落ちるのか

日々考える
それは
どんな速さか

するすると
内側から
空っぽになっていく

飲み込まれていく


さらさら
するする
とさり


落ちた時

見上げる

いや

見上げる
体は
目は
あるのか

その音を聞く
耳は
あるか


いつも
想像する

秒針を感じなから

想像する

優しく落ちる音を

10/16/2025, 12:30:00 PM


古びた記憶の机
その上に広げた星図

思い出達が
思い思いに輝く星図

私の夢への道の
目印を記した星図


くるりと丸めて引き出しにしまう
汚さないように
破れないように
誰にも
触れさせないように
大切に
鍵をかけて

大切にしていた


つもり



どこにしまい込んだのか
記憶の机の引き出しに

ぽっかりと開いた鍵穴

どの鍵が合うのだろうか
それすら忘れてしまった

何をしまい込んだのか
どうしてしまい込んだのか

思い出せない

開ける鍵すら失って
途方に暮れる

記憶の机の引き出しに
固く閉ざされた引き出しに

あの頃の純粋な輝きはある

鍵は?

失っていない
変化した

その星図を守るため
鍵穴はあの頃のまま

今の私の鍵は
複雑になりすぎた

もう二度と引き出しは開かない
もう二度とあの輝きを見れない

星図の星々は
引き出しの奥深く
記憶の底に
淡く光を放っている

あの頃を思って
星図を記し始める

今の私なりの
さらに光を増やして

忘れたようで
忘れていない
あの情熱の光を
羊皮紙に記して

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