NoName

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11/15/2025, 11:49:31 AM

夕方、寒いくらいの気温の中。
それでも日が当たっていた場所はほんのり暖かい。

それゆえ、日が当たっていた場所には、小さな虫がぶんぶん飛び交っている…。
暖かさを求めての行動だとは思うけれど、人間が通ろうとする道を塞ぐように立ち上る虫柱にはうんざりしてしまう。
辛い…そんな柱を突っ切って行かなければいけないのも辛い…。

『木漏れ日の跡』

11/14/2025, 2:33:13 PM

たくさん遊ぼうね
お腹いっぱい食べてね
安心して眠ってね

それから

長生きしてね

『ささやかな約束』

11/13/2025, 3:16:56 PM

その果てに至れば、心は救われるのか
そこに辿り着けば、魂は救われるのか
そこに届けば、過去から逃れられるのか

そして、こんな迷いの中にいる私では、果てに触れることすらできず、いつまでも囚われ続けるのだろうか

揺れるような祈りの中で、それでも果てを目指して進むのだ

『祈りの果て』

11/12/2025, 4:51:46 PM

かまって!!かまって!!遊んで!!撫でて!!遊んで遊んで!!
こっち向いて!!

そうねだられて仕方ないなぁとたくさんかまってやる。すると。

ハァ~…もう触んないで。ほっといて…なんで触るの!!

急に遊ぶ気分じゃなくなって、側に寄るな触るな構うなしつこい触るな!!の怒りを食らってしまう。

猫の心はラビリンス。

『心の迷路』

11/11/2025, 4:07:12 PM

一目惚れしたティーカップをお迎えした。
白地にパステルカラーの可愛らしい花が散りばめられた、小ぶりなカップ。
わくわくした気持ちでお茶の準備をする。
時間を計って丁寧にカップへ注ぐと、気分はちょっとした貴族の気分。
そして優雅に一口…。

「…あちっ」

なんだか締まらない感じになってしまったが、それでも気持ちは弾んだまま。
お気に入りを見つけると、人生がちょっとだけ明るくなる。

『ティーカップ』

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