寝る前の読書のためのスタンドライト
明日へ向けての充電
『明日への光』
クリスマスツリーのてっぺんで輝いてみせるから
君は夜空を見上げていて
きっと一番に輝くから
『星になる』
町がそわそわしている。
誰も気がついていないが、私にはわかる。
なんだか幸せなことを予感して、浮き足だっているのだ。
繁華街の中央も、
車の行き交う道路も、
人が少ない平日の公園も、
どこもかしこもそわそわしている。
原因はわかっている、遠くから聞こえてくる鐘の音だ。
遠い遠い、とても遠くの町から響いてくる鐘の音を聞きつけて、町が喜んでいるのだ。
その音が聞こえてくるのは一年に一度、一晩だけ。
夜空を駆けてやってくるその鐘が待ち遠しくて、いつもは静かに耳を澄ませている町。
しかき、ひとたびその音が聞こえてきたら、もう落ち着いてはいられない。
そわそわし始め、そんな空気が住人にも伝播する。
あの鐘の音には、それだけの力があるのだ。
『遠い鐘の音』
今日のお題を考えたとき、「スノー」を必要とする言葉を
スノードーム
以外に何も思い浮かばないことに初めて気がつきました。
雪だるまをスノーマンと呼ぶことはほぼなく、
雪玉だってスノーボールとは呼ばない…。
強いて上げるならスノーボード?
しかし自分では一度も体験したことがないし…。
たぶん探せば他にも出でくるのでしょうが、
だんだんスノーがゲシュタルト崩壊してきたので終わります…。
『スノー』
「それじゃ、ずいぶん遠いところから来たんだね」
「そうなのさ。探索用ロケットに乗って10…万年?」
「じゃあ、新婚旅行にあなたの生まれ故郷は無理だね」
「いいや、僕に任せてくれ。君が死ぬまでには瞬間移動の技術を確立させるよ」
「気の遠くなりそうな話だね…あんまり期待しないで待ってるよ」
「期待してくれてていいのに」
「あなたと一緒にいられるだけで嬉しいからいいの」
『夜空を越えて』