誰にでもあるのかもしれないけど
あの時、別の道を選んでいたら?って
思うことありますよね。
あと、自分が選ぶのではなくて
相手から選ばれなかった時
その人の未来の物語の中に自分は
いないんだなって
思うのです。
でも今頃、あの人のもうひとつの物語は
どうなっているんだろうなんて
思うのです。
ほんの少しでも私の事がどこかに
書かれていないだろうかなんて
考えてしまうのです。
でもきっと相手からは
私の方のもうひとつの物語の事なんて
考えた事なんてないんだろうなって
思うのです。
自分の登場しない物語の事なんて
考えない方がいいですね。
さっさと忘れてしまいましょう。
私にとってここは暗がりだと思います。
暗くてよく見えない所で
ただ書きたいから書いて
読みたいから読んで…
どこの誰で何をしてるとかなんだとか
何も知りません。
それでいいと思いませんか?
肩書きとか見た目で判断してないし
余計な事を知らない方が『本当』が
書ける気がします。
本当の気持ちが読める気がします。
そして何も知らない方が
優しくて素直な気持ちになれる気がします。
明るい場所では、人が集まる方へ
ただ引き寄せられて行くだけで
自分を見失ってない?って思うのです。
私はお茶が大好きで紅茶も日本茶もよく飲みます。
家には、いろいろなお茶がたくさん買ってあります。
紅茶の売り場に行って箱の裏側の文章を
読んでは、どんな感じだろう?と想像するのが
楽しいです。
あ、たまに失敗しちゃう事もありますね。
自分のイメージと違うなって思うのを
買ってしまうこと。
やっぱり高価なのは美味しいけど
でも高くなくても美味しいのを探したくて
いろいろ見てると楽しいのです。
彼が帰ってしまう朝に
私は仕事を休んで空港まで行った。
帰りはひとりで虚しいのはわかってたけど
それでも行きたかった。
ふたりで電車に乗って笑ってたけど
気を抜くと涙が出そうで
外の景色を見ながら
行かないでと思っていた。
「飛行機を見るのが好きなの」
なんて言っておきながら
彼の手を離すと直ぐにひとりで
帰りの電車に乗ってた。
見たくなかったから…
もう手の届かないところに
離れていってしまうのを
認めたくなんてなかった。
自分の経験なんですが
始まりをちゃんと告げてくれない人と
付き合ったり結婚しない方がいいです。
だって、終わりもちゃんと告げてくれないでしょ?