nonone

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3/9/2024, 2:32:14 AM

創作)7話

宗乃さんがやっと帰った。
彼女が何者なのかはまだ分からないままだ。
でも流麗の友達でないことは確かだ。
そうなると、ずっと嘘の話をしていた事になる。
すべて嘘なんだと考えながら宗乃さんの話を思い出すと
ゾッとする。「前、一緒に遊園地に行った時ー」とか、
「流麗はお金より大事なものに気付かせてくれたー」
とか…

「まぁでもお金より大事なものって言うのは分かる。
流麗や家族、それと…、いや、それは違うか。
お金より大事………でも気付けたところでお金は
必要じゃん。お金より大事って人とか物とか、
その大事なものがあれば、居ればお金はいらないって事?
その人が居てもお金は必要……だよね、、、
はぁ〜、私馬鹿だからやっぱ分かんないわ〜。
こんな時、流麗がいてくれればなー。」

そう考えてる内に席を外していたお母さんが戻って来た。
お母さんに色々聞かれた。宗乃さんの話、すべて嘘なんだ
って事は言わずに、宗乃さんが言ったこと覚えているだけ
話した。

でもお母さんが聞いたところで何になるんだろうか。

12/28/2023, 9:51:00 AM

創作)6話

私は宗乃さんに
「流麗とお揃いで買ったんです」
と言われながら手袋を貰った。
「流麗の代わりに使って下さい」
と、言われながら。

それから、宗乃さんと私は流麗について色々話合った。

沢山流麗に優しくされたこと、流麗と出掛けた
数々の思い出を話し、聞いている内に涙が出そうに
なったが、全然出なかった。
私が自分で「泣きそう」って思う時は
必ずと言って良い程泣いてるのに。

何だろう…この…違和感…
ずっと泣きそうなのに涙が出ないし、
しかもずっと、涙の量がだんだん増えるような話を
宗乃さんはずっとしているのに。

それに、流麗は生前、
「__はやっぱ一番の友達だ!!
__以上の友達は居ない!」
って、いつも私に言ってくれた。
流麗は嘘なんて全然ついたこと無いのに
私以上に流麗と話して、遊んで、やり取りを
しているなんておかしい気がした。

"いや、これは宗乃さんじゃなくて私がおかしいのかも。
流麗は私の知らないところで嘘をついていても、
何をしていてもおかしくないのに
こんなに考えてしまう私が…おかしいのかも。"

そう思ったものの、やっぱり宗乃さんが
おかしいんだと気付いた。

この人と居るとイライラしてくる。
こんな人に貰った手袋なんていらない、と
帰ったらすぐ捨てようと思った。
たとえ、流麗が使っていた手袋でもいらない、
と、強く思った。

10/25/2023, 12:58:09 PM

創作)5話

ある日、私が住んでいる家に誰か来た。
それと同時に母が私を呼ぶ声がする。
その人は母に私を呼ぶように頼んだようだ。
私に会いに来る人なんて滅多に居ないから一階へ行った。

訪問者の名は牧田 宗乃(まきた その)だという。
話を聞いていると、彼女は流麗の親友だという。

彼女も私と同じように流麗が亡くなったショックで
数ヶ月間外に出れなかったようだ。

8/6/2023, 11:39:34 PM

創作)4話

流麗が亡くなって一年が経った。
私はそのショックから未だに立ち直れていない。

流麗が亡くなった時から、私はひきこもりになった。
親ともまともに話せていない。

流麗は高一で亡くなり、私も高校を中退した。
たまに私の部屋に遊びに来ていた人もいじめっ子に
なったらしい。

ちっとも太陽が見えなく絶望的だ。

7/31/2023, 2:16:28 AM

創作)3話

今日は流麗と遊んだ。
とっても楽しかった。流麗と話して居ると、
もう自殺はやめるらしい。

その翌日、一本の電話があった。
どうやら、流麗が亡くなったようだ。
昨日の夜、帰っている時に、刺されたようだ。
刺したのは、ストーカー。
つまり、彼氏だった。

彼氏は何日か逃走して、捕まったらしい。
彼氏は殺したことを認めた。
そして、
「彼女は、刺した時まで澄んだ瞳だった」
と、言ったらしく、私は
「もう自殺はやめるって言うのはホントだったんだ」
って泣いてしまった。

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