るに

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2/16/2026, 2:43:53 PM

誰よりも
私は私を愛するべきだ。
どこが可愛くて
どこがかっこよくて
優しさの概念みたいな存在で
母性で溢れていて
愛くるしいか。
私のいい所、
私が1番知ってる。
でも
どこが面倒くさくて
どこが頼りなくて
空気が読めなくて
迷惑ばかりかけて
いっそ
いない方がよかったか。
私の嫌な所、
私が1番知ってる。
自分の悪い所も良い所も
愛してあげようなんて、
2Dのアニメやら何やらの世界でしか
そんなことは出来ないようで。
私は私を愛せない。
嫌な所がとことん嫌で
顔すら見たくない、
私が私と違う人だったら
絶対私とは友達にならないし
話しかけすらしない。
"Good Midnight!"
それでも目を瞑って
まぶたの裏の暗闇の中で
私は私を愛そうとする。
誰よりも
私は私を愛するべきだから。
自分を愛することで
世界の見え方が
ほんのちょっと変わる気がして。

2/15/2026, 3:35:13 PM

10年後の私から届いた手紙には
大したことは書かれていなかった。
今も昔も変わらないとか、
ダラダラと生き続けているとか。
何をしたらいいとか
後悔するぞとか
そんなのはひとつも無かった。
多分
今の私にできることが無いんだろう。
手遅れというやつだ。
既に数え切れないほど
後悔も悲しみもあった。
今の私では
もう過去である事に
未来を変える術があったんだろう。
だから未来の私は諦めた。
未来の今のことだけ教えて
それ以外を受け止めろと言っている。
私は
手紙からわかってしまう私の未来を
必ず歩まなければいけない。
"Good Midnight!"
手出しができない未来は
大変面白味がないようで。

2/14/2026, 3:56:09 PM

箱から1つ
チョコレートを取り出す。
パキッと口の中で噛むと
チョコレートはとろけて
時間すら溶かしてくれる。
気がついたら
To doリストが全て終わっていて、
私は甘いものを食べたら
大いに集中できることがわかる。
でもたまに不安になる。
甘いものを食べた後の、
集中している時のことが
思い出せないのだ。
もしかしたら私の中に違う自分が…
なーんて、
考えるだけ無駄だと思ってやめた。
やることが出来ていたら
もうそれでいいのだ。
巷ではバレンタインとか
やってるらしいけど?
私は甘いものを食べたら
必ず集中しちゃうから
貰えなくても?寂しくないし?
別に友達がいないわけではないし?
自分が集中したい時にできるよう、
チョコレートを買うだけだし?
誰からも貰えないからって
自分で買うってわけでは…。
さすがに悲しくなってくる。
とほほ…。
仕事では
この集中力にとても助かっている。
早く片付くからだ。
物事の判断も早く出来ているっぽいし、
気がついたら退勤なんて
天職だ。
私は鼻をつまんで
今日の仕事場を見に行く。
うわぁっとなる。
こりゃあ派手にやったな。
血まみれの壁と床。
死体こそ無いが、
どこにあったのかすぐにわかってしまう
血溜まりがあった。
私はすぐにチョコレートを食べ、
全てに集中し始めた。
"Good Midnight!"
ふぅ。
私の仕事は
デスゲームの後処理。
巷ではバレンタインとか
やってるらしいね。
まあ、
こんなバレンタインも悪くない。
甘くてとろける夢を、
ハッピーバレンタイン。

2/13/2026, 3:47:39 PM

妹を
日と日の間に
置いてきた。
ここなら安全だからって
殺風景すぎるところに
置いてきてしまった。
しかし私と一緒に行動して
怪我でもしたら…。
そんなのは上辺でしかない。
本当は足手まといになるから。
大した仕事もしないくせに
付きまとわれたら
たまったもんじゃない。
私は私らしく
広々とやれた方がいい。
だから邪魔な妹は
大人しく私の帰りを
待ってるだけでいい。
なのに
どうしてかなぁ。
とっくに愛なんて無かったはずなのに、
信じてる、気をつけて。
なんて言われたら
行きたくも無くなって
置いていきたくも
無くなっちゃったんだよなぁ。
急すぎて怖くなって
そのまま出てきちゃって、
私はもう崩れ落ちるしかなかった。
ただの足手まとい、
傍にいられるだけで邪魔。
でも愛おしい。
私に弱さが生まれる。
つけ込まれたら
逃げられないような。
"Good Midnight!"
それでも待ってて。
私が絶対に
迎えに行くから。

2/12/2026, 3:31:48 PM

今すぐ伝えたい。
踏切の音は
電車が通っていく音は
こんなにも夏を思わせるんだと。
珍しいところに神社があって
そこには珍しい神様がいて。
でも踏切がカーンカーンと鳴って
電車が通って
バーが上がってからじゃないと
その神社にはたどり着けない。
人を選ぶ、というより
ただの気まぐれ。
そこの神様は
狛犬っぽくて
猫又っぽくて
どこか狐のようにも見える。
ある山の峠近くにあって
中はほぼ何も無く、
ただ広いだけ。
でも神社に入れば
ガラッと雰囲気が変わる。
あんなに広いだけだった中は
屋台や盆踊りの音楽で溢れる。
花火も上がって
当たりは夜中になっている。
まるで夏のある日の
夏祭りのように。
"Good Midnight!"
冷え込む朝は
少し暖かい神社で
ヨーヨー釣りでもどうですか。
そう宣伝したくなるような
不思議な神社。

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