るに

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9/11/2025, 4:03:01 PM

今日もここでひとりきり。
夜が明けないのはさ
きっと私が臆病だから。
外は嫌なものばっかりなんだ。
理不尽と説教が行き交ってる。
私はそこに不適合だった。
ただそれだけの事で
ここにいて、夜が明けない。
私を見兼ねた友達が
迷子列車に乗って
気分転換することを勧めてきた。
迷子列車というのは
「夜の鳥」のことで、
夜更かししたい人を乗せて
夜の街を走る列車。
行き先がわからないので
迷子列車なのだ。
確かに私は昼夜逆転生活を送っていて
寝るのは朝方、
起きるのは夜中だ。
だけど私は夜を楽しみたい人たちの
邪魔をしに行きたくはない。
私はなんとなく
目が覚めたから起きて、
眠くないから怠惰に過ごして
眠くなってきたから寝るだけ。
特別有意義な時間を
過ごしてるわけじゃない。
冷蔵庫にあるミルクティーを取り、
少し星空を見て見た。
ここらへんは明かりが少ないから
よく見える。
でもいつも決まって見えるのは
ぼやけて零れる星、
目から溢れ、
頬を伝う水。
誰が悪いとか
もう少し頑張らなきゃいけないとか
そういうのが原因じゃない。
夜が明けないのは
明日が嫌だから。
"Good Midnight!"
最低なのは私じゃない。
でもきっと世界は最高だから。

9/10/2025, 3:21:40 PM

Red, Green, Blue。
Red、
空を赤く染めたり
人の中を駆け巡ったりする色。
Green、
山の木々を緑に染めたり
目の保養として使われたりする色。
Blue、
海の水を青く染めたり
心情を表してくれたりする色。
どれもなくてはならないもので、
1つも欠けていいものはない。
世界はこの3つからできているんだ。
でも色は
手を伸ばしても掴めないし
直接身体に色がつくというか、
そういうこともない。
なのに3つの色は
私たちの目に驚くほど影響を与える。
感動、幸せ、悲しみ、哀れみ。
朝や夜などにも。
目に映るもの全てに
色がついていて
それは綺麗としか表せない
慣れたらあって当たり前のもの。
"Good Midnight!"
でも世界が色づくまでには
多くの時間がかかってしまう。
だって好きなものを
見つけないといけないから。

9/10/2025, 3:11:51 PM

お気に入りの服を着たら
どこへ行こう。
どこへでも行けてしまうほど
心も身体も軽やかになる。
地図は持たずに
海にでも出てしまおうか。
双眼鏡を持って
山にでも散策しに行ってしまおうか。
頭の中ではたくさんの私が
歩き回り、
はしゃぎ合い、
そして幸せな1日を送っている。
しかし実際の私は
どうも身体が動かない。
怠惰な私を動かせるのは
私しかいないというのに。
また1日を無駄にしてしまう。
そう焦って
また無駄にしていく。
"Good Midnight!"
無駄が多すぎる毎日は
私には少し荷が重すぎる。

9/9/2025, 3:37:58 PM

緑のフィルターで
世界の自然を。
青のフィルターで
世界の海を。
フィルターで見える
世界の全て。
生身の目や足では見ることも、
行くことも出来ない、
そんなたくさんの色の景色。
桃は花畑、赤は夕日、
黄は砂漠、水は川。
宝物が詰まったフィルター。
私にはきっと
まだ見ていない景色があって
それはフィルターで見ることの出来ない
私だけの景色。
眠っている時に
ふと見れる景色。
毎回違うのに
毎回心惹かれる。
ある時はプールで泳ぎ、
ある時はそらをとぶ。
そこでは私は私を好きになれた。
あ〜、ずっとここにいたいなぁって
何度も思った。
フィルターを通して見ないと
こんなクソみたいな世界は
綺麗に見えない。
それどころか
目から溢れる水で
前すらぼやけてしまう。
"Good Midnight!"
誰にも言えない。
甘えだって言われるかもしれない。
私より辛い人がいるかもしれない。
でも今この瞬間は
この部屋には私しかいなくて、
私しか関係なくて、
私だけが頭を抱えていて。

9/8/2025, 3:02:21 PM

あの子みたいに背が高い方が好き?
あの子みたいに話が面白い方が好き?
あの子みたいに私のダメなところが
ひとつも無い方が好き?
私はきっと
みんなが好むようなものを
何一つ持ってないから、
みんなと何か違うから。
好いてくれる人がいないことを
何かのせいにして
自分を無理やり納得させて、
誰とも仲間になれなくて。
グループが嫌いで。
たった一人でもいいから
私を優しく仲間にしてくれる
神様みたいな人に出会いたい。
そんなことを考えながら
満月を見ていた。
もしこの世に神様がいるなら
私をたくさん撫でてくれるかな。
たくさん優しくしてくれて
世界の母みたいに
優しい眼差しを向けてくれるかな。
"Good Midnight!"
もう誰でもいいとか思いながら
本当は誰でも良くない神様。
対等な存在とまではいかなくても
神様みたいな人は
私に手を差し伸べてくれるし
私はその手を取って
世界の果てまでついて行きたい。

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