るに

Open App
6/12/2025, 3:57:00 PM

I love youって
なんでそんな単語
存在するんだろうね。
口からぽろっと零れた言葉。
誰もいない家で
冷房の効いた部屋で
寝っ転がりながら
ぼーっと開けられた口からは
ぽろぽろ言葉が出ていく。
梅雨ってじめじめして気持ち悪い。
けど雨は好きだから
気温だけ何とかして欲しい。
傘も好きだから
出かけられるぐらいの気温がいい。
紫陽花見たいけど咲いてるとこ遠い。
切符好きで買うけど
たまに落としそうになって
ヒヤッとする。
あのくらいの涼しさがいい。
雨音好きだけど
夜中に鳴られると気が散って
寝れないからやめてほしい。
冷房寒い。
切りたい。
冷房を切ってから
ようやく口が閉まる。
数分開けて話していたからか
口はカラカラ。
飲み物を飲もうにも
部屋を出なければいけないので
めんどくさい。
米高い。
2000円の米売ってるとこ遠い。
ネット弱いから
通販頼めない。
壁寂しい。
スティッカー貼りたい。
ポスターどっかいった。
やる事も決まらないまま
こうやって1日が過ぎていく。
泣きそうになるほど幸せな日もあれば
泣きたくなるほど辛い日もある。
今日は中間かな。
泣きそうになるほど辛い日。
イライラするし
もやもやするし
うざいし
不安だし
悲しいし
幸せな気がするし
辛い気もするし。
"Good Midnight!"
ぐるぐるした感情の中で
いちばん大きくて前のめりだったのは
冷房つけたら寒いし
消したら暑い。

6/11/2025, 3:26:08 PM

どんなものも
私より軽くて
冷たくて水みたい。
例えばベッド。
寝っ転がって眠ろうとしたら
深海みたいに深いところまで
沈んでいく。
気分が悪いってわけじゃなくて
むしろ水圧の圧迫感が心地いい。
たまに沈んだら
息苦しくなるのもあるけど
そういうのからは
目を背け続けたらいい。
毎日沈んで溺れて
息を吸えるのは自分の家だけで
外は大海原。
玄関で1秒だけ呼吸を止めて
何も言わずに
坂道で立ちすくむ。
深い青色、
薄く淡い水色。
たくさんの水に沈んで
綺麗な色は覚えてしまった。
また沈みたいと思ってしまった。
知らない方が幸せだったかも。
沈むなんて感覚。
どれに溺れたか
きょろきょろ回りながら探す。
探し疲れて息が切れる。
新しい水を探すより
同じ水を探すのは
私の人間関係にも
関係があるのかも。
変わっていくのが怖いだけで
震えて家から出るのが苦しくて。
私は自分の涙にすら
溺れてしまう。
"Good Midnight!"
梅雨入り。
雨がサーッと振る中、
水たまりに沈んでいく。
雨音に包まれて。

6/10/2025, 3:54:49 PM

美しいものは簡単に壊れる。
落ちたら割れるし
すぐ汚れるし
ぶつけただけで歪む。
美しいものほど
扱い方が複雑になってくる。
では美しくないものなら
雑でもいいのか?っていうと
それはまた別になってくる。
大体のものは
普通のものなんだけど
ある特定のものは
今後のその人の運命を左右する
重要なものとなる。
つまり日頃からどちらも
大事にするべきであって
雑に扱っていいわけがないってこと。
何があってもね。
自分を救うものとなるかもしれないから。
そんないつかの日のために
人はものを大事にする。
自分のために他のものを大事にする。
最初からものを大事にする人は
滅多に居ないから
私はあの子がそんな子だったと知った時
もちろん驚いた。
迷子列車「夜の鳥」の運転手。
私は今
ただ代わりに運転しているだけで
本当の運転手はものを最初から大事にする
ポンデリングヘアの人。
彼女は私が見てきた中で
一番夜更かし好きな人だった。
彼女が持っているものには
汚れもヒビも歪みもない。
ただどれも唯一無二の代物で
壊したら二度と手に入らないと言わんばかりの
扱いようだった。
そういえば昔ある人に頼まれて
運転手になったって言ってたような…?
"Good Midnight!"
そんなことを思い出しつつ
また尊敬しつつ、
今日も私は彼女の代わりに
「夜の鳥」を運転する。

6/9/2025, 3:26:49 PM

どうしてこの世界は
泣きたくなることが
多すぎるんだろう。
誰でも少しはそう思ったことがあると思う。
普通に生きていたい。
けど生きにくいし
頭を抱える夜もある。
そんないつも頑張る人たちの
何でもない日の
ちょっとしたご褒美を提供するのが
ネオンサインで
「Starry sky Uranus」
と書かれた看板が目印の
アイスクリーム屋さん。
スターリースカイは星空で
ウラヌスは天王星。
店主である私が
天王星が惑星の中で一番好きで
お店の名前に入れたいと思って。
星空は、なんかオシャレそうだから?
ここでは青系統のアイスに
アラザンをかけたり、
星型のわたあめを乗せたりして
まるでなんにも考えなくていい
宇宙空間に放り出されたような
縛るものがない空間を作り出している。
私はこの店を始めて
よかったとすごく思ってる。
自分の居場所にもなるし
来るお客さんは
何か首枷が外れたみたいに
力を抜いてアイスを楽しんでくれる。
他のアイスクリーム屋さんのアイスと
味はさほど変わらないと思う。
けどそれでも
私の店に人が来るということは
非日常を少し求めて、
毎日頑張る自分にご褒美を、
夜更かししたくて、
そんな人が1人はいたってこと。
観光地ってほど
周りの街が有名なわけじゃないし
むしろただの街の背景の一部っていうか
ネオンサインだけ目立つお店だから
立ち寄りやすいかと。
基本的には22時から深夜まで開いてます。
私はいつでもお待ちしております。
"Good Midnight!"
広く美しい宇宙の星屑、
アイスクリームで体験しませんか?

6/8/2025, 3:50:47 PM

こんばんは。
文通は久しぶりなので
少し文がおかしくなるかもしれません。
実は私、
最近外に出られないんです。
そんなことどうでもいいよって
君は言うかもしれませんけど、
どうしても言っておきたくて。
外に出れるのは出れるんですけど
お腹が痛くなったり
吐き気がしたりして
体調が悪くなるんです。
それに家って怖いものを
見ずにすむじゃないですか。
でも欲しい本があって。
変ですよね。
食欲はこれっぽっちもないのに
物欲だけはあるんです。
本を買いに行くために
外に出る練習がしたいんです。
よければお手伝いを頼みたいのですが…。
めんどくさがりな君は断るかもですね。
そう思っていたのに、
良いお返事が来て嬉しかったです。
暇すぎるし仕方ないから、と
ぶっきらぼうに来て
私を外に連れ出して
腹痛薬や頭痛薬、吐き気止めを
くれましたよね。
結局薬を飲んでも治らなかったので
家へ走って帰ってしまいましたが、
あんなに家から出て歩けたのは
久しぶりかもしれません。
本当にありがとうございます。
この1回が100となって
本屋さんまで行けるように
これから練習を続けようと思います。
"Good Midnight!"
今日は昨日君と歩いた道を少しだけ。
明日はコンビニにでも
行ってみようと思います。

Next