ピーーッ。
戦闘終了。
目標数、5。
取得数、5。
目標数到達達成。
試合開始3時間前から、
待機していたことがよかったと見られます。
春風とともにやってきた戦い。
よく勝ち抜きました。
冬頃の戦いには2つ足りずで
目標数到達不可となりましたが、
それはまだ練習訓練のようなもの。
本番の今日を勝ち抜けて
本当に素晴らしい結果だと思います。
今日は推しのバースデーグッズ販売の日だった。
通販だからすぐ無くなるだろうと身構えまくり
睡魔にも負けず
発売時間から4分も経った頃には
もう欲しかったものを買っていた。
買った直後サイトを見ると、
私が買った中の1つが売り切れ。
他の物は残っていたけど
14分後にはまた1つ売り切れた。
脳内では
機械の声がする映像と私で
今回の祝賀会が行われていた。
実におめでたいです。
せっかく買ったんですから、
ちゃんと祭壇で飾る場所を用意しておくんですよ?
ふふん。
そう言われると思って
昨日のうちに片付けておいたよ。
珍しいですね、前もってやっておくなんて。
って無理ですからね?
片付けてませんよね?
ひっ…。すみません……。
全く…。
しかしよくあの睡魔に勝てましたね。
正直キツかったよ。
アニメ見て誤魔化してたけど
内容全然入ってこなかった。
改めておめでとうございます。
これにて祝賀会終了。
3秒後には明日の準備を開始してください。
ふぅ。
今週1週間頑張れる気しかしない。
嫌なこと沢山あった時、
推しのグッズ見ればどうとでもなるわ。
こんな昂ってる時は
私の大好きな漫画の一言でも言ってみようかな。
"Good Midnight!"
どれだけ後悔しても
前に寝た過去は変わらない。
でも今日は夜更かしするしかない!
勝手についてくる猫。
まとわりついてきて
邪魔で仕方なくて
追い払ってもまたついてくる。
いい加減何処へでも行けばいいのに。
なんて、
本当は嬉しい。
後ろを向けば綺麗な黒猫が
長い足を優雅に出して歩いてるんだもん。
いつしか後ろに猫がいることが
当たり前になってた。
友達や家族には
邪魔、黒猫とか不吉、なんて言ってるけど
人間の中にも素直になれない所じゃない、
口から勝手に嘘が出てくるような
本当のことが全部口に出せないような
私みたいな人がいる。
今逆のことを言ってるんだって
わかってくれる人なんかいない。
だから本当に思ってること、したいこと、
やりたいことは
絶対伝えられない、出来ないに近しい。
ある天気のいい日、
よそ見をしていて
車が来てることに直前まで気づかず
私は間一髪で止まることが出来たが、
私の後ろにいて
私で車が見えず
私を頼りに歩いていた猫は
飛び出して轢かれてしまった。
多分足の骨は折れてる。
脈はまだある。
呼吸は浅い。
ぐったりしてる。
すぐに病院に連れて行かなきゃいけないと
思ったのに、
家族に猫を見せて
病院に行こうって言おうとしたのに
今まで猫を鬱陶しいと思ってると言ってたせいで
言い出しづらかったし、
目を丸くして猫を見てる家族が
なんだか他人に思えてしまって。
泣きそうになったから
家を飛び出した。
"Good Midnight!"
泣き顔なんて醜いもの、
絶対見せないから。
家族や友達や誰の目も汚染しないように
下を向くから。
だから猫を助けてよ。
心の中はいつも正直で
言葉が詰まらずに出るのに。
しょっぱい涙が
私の頬を伝った。
小さな幸せは
目の前にあればあるほど
見えないもの。
失ってから大切にしちゃう幸せ。
私はこういうのが大嫌い。
どうしても気づけないから。
でも今、
そこにあって大切にしようと思った
幸せがあった。
狐に似た人がいた。
雨が降ってる中信号を待ってる時だった。
紫陽花を眺めてる目が綺麗な黒で
目元に朱色のメイクがされてた。
惹き込まれていく感覚を初めて味わったんだ。
それからたまに信号待ちで会って、
たまに見つめてた。
軽度のストーカーみたいだなぁと思ってても
やめられなかった。
いつからだっただろう。
信号待ちで会わなくなったのは。
何週間も、何ヶ月も見かけなかった。
"Good Midnight!"
今どこで何をしてるんだろう。
私の事、ジロジロ見てくる変な人としか
思ってなかったんだろうか。
私の真ん中で暴れる狐に似た人への
日々の気持ちは
辛く重く、
それでも捨てられない何かだった。
春爛漫の季節を迎え、
ますます気持ちが華やいできますが
師匠はいかがお過ごしでしょうか。
あー、、
やっぱりかしこまった感じは
私たちに似合いませんね。
桜が満開になり
暖かく過ごしやすく
どこか夏っぽさも感じる頃、
師匠は私に押し花の栞をくれましたよね。
あれ、まだ大事に使ってるんです。
前置きが感動モノですね。
さて、
本題に入ります。
師匠は私の他に
もう1人弟子を取っていましたよね。
その人は狐に似ていて、
しなやかだった。
狐に似てる人は2年ほど前に師匠の元を去り
雑貨屋に通うようになりました。
師匠は放っておけと言ってましたけど、
私やっぱり気になって
少し観察してたんです。
そしたら雑貨屋で
羽が生えた店員と話しているところを
見たんです。
絶対あの人はフクロウに似た人です。
合言葉を言えば
ネブラスオオカミの秘密を1つだけ
なんでも教えてくれるという、あの。
師匠はネブラスオオカミのことを
随分お気になさってたので、
今回このようなお手紙を送らせていただきました。
予定が空いてる日があり
申してくだされば、雑貨屋までご案内します。
お身体に気をつけて。
良い返事をお待ちしています。
"Good Midnight!"
書いたことが本当になる
七色の魔法のペン。
赤色は恋愛
オレンジ色は趣味
黄色はお金
緑色は地形
青色は水
紫色は人間関係
と、
大まかな種類に分け
それにあった色で
紙に書けば
それが本当になる。
ああ、そうそう。
最後の1色は
他の人は指が氷みたいに動かなくなって
使えない色。
1人しか使えない色。
白色。
1度だけ白色で書いてあるとされてた
紙を見た。
黒い紙に書いたら見えるとか
そういう事じゃなかった。
白色って言ってるのに
まるで透明のような
何も書いてないように見えるのだ。
著者は不明。
何を書いたのか、
何を本当にしたのかわからないまま
展示してあった。
"Good Midnight!"
私の夢はいつか、
その紙に書いた人を見つけて
書いてるところを見て
何を書いたのか聞いて
そうだな、
簡単にまとめると
その人と友達になること。
だから今は
もう少しだけ。
そう思いながら雨を眺めて
ペンの研究を進めようとした。