スキマ

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5/1/2024, 12:19:02 PM

アースカラーも好きだけど、たまには目の覚めるようなビビットカラーを身に纏うのも悪くない。

周りからどう見られているか自覚的になることと同時に、今の自分をどう表現するか。

1年後、3年後、5年後、10年後、今の自分からは想像もつかない極彩色に色づくことを楽しみに。

カラフル

4/30/2024, 1:32:12 PM

楽園と聞くと、羨ましさや多幸感よりも寂寥感を抱くのは何故だろう。

どこまでも続く濃淡が美しい青い海
色とりどりの草花が咲き乱れる庭園
伸び伸びと空を飛ぶ野鳥
水中を縦横無尽に泳ぐ魚たち
いがみ合う事なく互いを尊重して息づく人間

そのどれもが夢幻と気づいてしまっているからだろうか。例え実在する現象だとしても永遠に続くことはないと諦観が過るからだろうか。それともユートピアが続くことこそディストピアだと感じてしまうからだろうか。

楽園に憧れるにはあまりにも世知辛い現実に晒されている。
願わくば、かつて抱いた童心のように楽園を夢見る心が戻らんことを。



           楽園

4/25/2024, 12:22:32 PM

夜でも明るいこの街で生活するようになってずいぶんと経つ。
流れ星に願いを祈ったことはあっただろうか?
そんな疑問がぼんやりと薄明るい夜空に眺めるともなく目を向けていたときに、ふと頭をよぎった。

雪国に生まれ、年がら年中、自然に囲まれて生活していたあの頃。
市内を一望できる展望台まで父とケンカして家出した母を探した幼少期。
友だちと真夜中に抜け出して、しんと静まり返った道端に寝転びながら夜空を見上げた思春期。

数えきれない夜があって、いつだって見上げれば零れ落ちんばかりの星が瞬いていた。けれど、星に願いを込めたことは一度もない気がする。
私にとって星はそっと寄り添って見守っていてくれる存在だったんだな、と今になって思う。

きっと他の誰かの願いを叶えるので忙しいだろうから、私の頭上でくらいはゆっくり呼吸をするように命を燃やすように輝いていてくれたらいい。

           ―――流れ星に願いを―――

4/23/2024, 10:02:37 PM

眠っているのに脳が活発に動いている感覚で意識が浮上した。

携帯端末を手にして時間を確認すると眠りについてから四時間しか経っていなかった。端末が放つ光のあまりの眩しさにすぐ手を離す。もう一眠りと思っているのに身体が言う事を聞かない。

暗闇の中、二度三度と目を瞬く。
耳を澄ますと、しとしとと雨が降り出していた。微睡むでもなく、起き上がるでもなく、まんじりともせずにベッドに身を横たえていると自分の輪郭が鮮明になっていく。

深く息を吸って吐き出す。
少し重たい何かが息と一緒に体の外に出ていく。
冷たい空気がゆっくりと肺を満たす。

ムリすんな、と脳内でダウナーギャルが投げかけてくる。なるようにしかならないし、どうにかならんくても地球は回る。だから自分のリズムで進めばいんじゃん?

「そりゃそうだ」と呟いた途端、眠気がやって来た。

自分で自分を見つめる日。


                ―今日の心模様―