しろ

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3/9/2025, 11:13:48 AM

「ただいまー」

彼女が無事帰ってきた。
その姿はどこかたくましく同時にほっとしているように見えた。彼女の表情からは疲れが垣間見えた。僕はそんな彼女をぎゅっと抱きしめた。彼女も抱きしめ返してくれた。心臓が鳴っているのがすぐにわかった。彼女の無事と安堵したせいか涙が溢れた。彼女も気がついたのかそのまま抱きしめていてくれる。

嗚呼、きっとこの先もこうして僕たちは前に進んでいくんだ。
君にならどんなに振り回されたっていい。
きっと長い長い道のりかもしれない。
君が笑ってくれるなら、楽しんでくれるなら僕はそばにいたい。
いや、そばにいさせてよ。
君と一緒にいつまでも、どこまでも。


「嗚呼」

今の気持ちを含め、大切な人がいるって幸せなんだなって思いながら書きました。これからも自分の気持ちを大事に文字にしていきたいと思います。

3/8/2025, 11:04:41 AM

明日は運命の日。待ちに待ったその日。

ねぇ…明日、急にどこかに行っちゃったりしないよね?何があっても僕はここにいるよ?だから無事に帰ってきて。もし帰るのが嫌なら僕がそこに行く。そこを2人だけの「秘密の場所」にしよ?だって君の楽しいは僕の楽しい、君の悲しいは僕の悲しいだから。何日、何週間、何年でも付き合ってあげる。どこまでもついて行きたい、ついて行かせてよ…

そうすることしか僕にはできないのだから。

「秘密の場所」

3/7/2025, 2:51:52 PM

歌を口ずさむ彼女はいつも楽しそう。
そんなまっすぐで楽しそうな姿に見惚れてしまう。
きっと明日も明後日もいつまでも忘れないだろうな。
今が1番楽しいってこと。
だから今日も僕は彼女と向き合える。
同じ歌を歌える。

「ラララ」

3/6/2025, 11:55:54 PM

あれから数年…

君は元気かな?鼻をつんと突き抜ける風、そしてその風に立ち向かうように歩く高校生たちが目に止まり、ふと思う。風に靡く君はまるでこたつで丸まった猫のように愛おしかった。

いつの日からだろう。君のことを考えなくなったのは。あんなに楽しかったはずなのにな…

冷たい風はいつもそんな自分を締め付ける。でもどうして風は不意に自分を襲ってくるのだろう…
和気藹々と歩く高校生たちを見て考える。

「あぁ…そうか。」

風はいつも君を連れてきてくれてたのか。君を忘れないように。なくさないように。置いていかないように。

そんな風はいつもより少し暖かく感じた。

「風が運ぶもの」