大切なものをもう二度と自分の手に触れることができなくなる。
そんなとき、人は喪失感というものを覚えるのではないだろうか。
例えるなら愛するものの死。
家族、恋人、友人、ペット。
彼らの声や体温を感じることを願っても、かなわなくなった時。
少しずつ、彼らが遠くなっていく。
少しずつ、彼らを忘れていく。
喪失感を文字に表現したときによく、「心にぽっかり穴が空いたようだ。」と言う。
私はとてもうまく表現された日本語だと…そう思った。
今までいることが普通であったものが消える恐怖。
今までの当たり前が無くなる不安。
それを乗り越え、生きていくことが亡くなっていった大切なものたちからの願いなのではないか。
命あるもの。それはいつかは死ぬ。
形あるもの。それはいつか壊れる。
でも、思い出だけはずっとあなたのそばにいるのだ。
『喪失感』
世界にたった一つしかないもの。
それはあなたの一番近くにあるよ。
誰一人として、顔も、名前も、性格も、人生だって。全部全部おんなじ人なんて存在しない。
一人一人が毎日違うことをしているから、この世界は回っているんだ。
ときにうまく噛み合わず喧嘩をしてしまうことだってある。
仕方がない。わたしたちは人間なんだもの。みんな考えてることは違う。
ある人は「今日の晩御飯なんだろうか?」
またある人は「あの子の好きな子はだれなんだろう」
他人と違うことを恐れないで。あなたは今そこにいるたったひとりなのだから…
『世界に一つだけ』
ドクンドクン…
一定のリズムを刻みます。
時に早く、時に穏やかに。何度も何度も刻みます。
そのリズムは、あなたが初めて世界の空気を吸うずっと前から刻まれていました。
辛いとき、悲しいとき、その鼓動を忌々しく思うこともあるでしょう。
それでもリズムは、刻みます。最後の一回まで。
その一回を終えるころ、あなたは笑っているでしょうか…泣いているでしょうか…。
それはそのリズムが止まるまで、誰にもわかりません。
後悔のないように。
そのリズムはいつも貴方の胸の中。
辛くなったらそっと触れてみて?
「いつも貴方のそばに…」
『胸の鼓動』
耳から脳へ、心地の良い音楽が流れ込んでくる。
脳からカラダへ。ジャズでもK-POPでもクラッシックでも。
思い思いのリズムにのって、ステップを踏む。
トントンっと足を鳴らして、裸足だって大丈夫。
リズムにのって、カラダを揺らして、少しだけはしゃぐ。
簡単なこと。音楽さえあれば、どこでだって踊れるの。
辛いとき、悲しいとき。そんな暗い気持ちを吹き飛ばしたいと思ったら思い出して…
「わたし」はいつだってここにいるよ。
『踊るように』