ドクンドクン…
一定のリズムを刻みます。
時に早く、時に穏やかに。何度も何度も刻みます。
そのリズムは、あなたが初めて世界の空気を吸うずっと前から刻まれていました。
辛いとき、悲しいとき、その鼓動を忌々しく思うこともあるでしょう。
それでもリズムは、刻みます。最後の一回まで。
その一回を終えるころ、あなたは笑っているでしょうか…泣いているでしょうか…。
それはそのリズムが止まるまで、誰にもわかりません。
後悔のないように。
そのリズムはいつも貴方の胸の中。
辛くなったらそっと触れてみて?
「いつも貴方のそばに…」
『胸の鼓動』
9/8/2023, 11:26:16 AM