NoName

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11/25/2024, 11:20:04 AM

茜色に染まった世界が、
  君の笑顔が眩しすぎて、

         君の笑顔に嘘を吐く。
「太陽の下で」

11/24/2024, 9:46:12 AM

風が吹いた
   オレンジ色の木葉が落ちていく

夜が世界を包んだ
  もこもこの布団に私たちはおちていく

11/14/2024, 3:18:25 AM

また、なんて来ないくせにね

進む君の足を止められない私にうんざりする。
 どうかもう一度、彼の声を聞けますように。


「また会いましょう」

11/10/2024, 2:23:28 PM

 夜が更ける
 夏が明ける
 並ぶ君の陰と冷たくなった風の音

ススキが揺れる

11/6/2024, 1:46:08 PM

お願いだ。
  私を全て消し去って、この世から消してくれ。激しく降り続く強い雨の音が私の存在を隠す。深いため息を吐いて視線を上げ、また俯き歩き出した。
  「私」が嫌になる。私だからなんでもできて、
私だから何にもできない。自分に囚われた醜い私。

 また一つため息を吐き、ゆっくりと瞼をあけた。サーッと雨音がして周りの音がよく聞こえる。傘にあたる雨音なんてしない。ずっとずっと私を包んで歩く柔らかい雨が生暖かくて嫌になる。

「柔らかい雨」

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