NoName

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11/14/2024, 3:18:25 AM

また、なんて来ないくせにね

進む君の足を止められない私にうんざりする。
 どうかもう一度、彼の声を聞けますように。


「また会いましょう」

11/10/2024, 2:23:28 PM

 夜が更ける
 夏が明ける
 並ぶ君の陰と冷たくなった風の音

ススキが揺れる

11/6/2024, 1:46:08 PM

お願いだ。
  私を全て消し去って、この世から消してくれ。激しく降り続く強い雨の音が私の存在を隠す。深いため息を吐いて視線を上げ、また俯き歩き出した。
  「私」が嫌になる。私だからなんでもできて、
私だから何にもできない。自分に囚われた醜い私。

 また一つため息を吐き、ゆっくりと瞼をあけた。サーッと雨音がして周りの音がよく聞こえる。傘にあたる雨音なんてしない。ずっとずっと私を包んで歩く柔らかい雨が生暖かくて嫌になる。

「柔らかい雨」

11/2/2024, 12:46:06 PM

「ねえ、まだ寝ないでよ」

  いつも素っ気ない君に嫌気がさして、通話を切ろうとする君の指を止めた。「何かあるの?」と聞かれ、私は少し黙る。「何もないけどまだ一緒にいたい」なんて言えず「んー、やっぱなんでもない」何かありそうに言い放ち、私は通話を切った。

眠りにつく前に、
      少しくらい私を思い出して。

10/30/2024, 1:33:44 PM

男女関係なく遊んでたあの頃
   自分の気持ちに素直だったあの頃
        過去を羨んでいる今日さえ


きっといつかは「懐かしく思うこと」

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