NoName

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10/12/2024, 2:42:02 PM

忘れ物をとりにきた僕は
ドアの前で足を止め秒針の進む音と共に廊下で蹲る

あの夏に咲いた君は
オレンジ色に照らされた教室で1人ただ空を眺めた


「放課後」

10/12/2024, 9:52:09 AM

目覚まし時計の鳴る音
  揺れる白いカーテンと冷たいすきま風

  指した日差しに目が眩む。僕は一息吐いてから伸び、下へ降りた。コーヒーを飲んでから僕の朝が始まる。家具の少なくなった僕の部屋。今日は残りの段ボールを運ぶだけだ。ピンポーンとインターホンが鳴る。宅配業者さんだ。続々と荷物が運び出されていき、新居のようになった部屋の壁に触れる。
 ふうっと一息吐いて、僕も荷物をまとめて家を出た。ふと振り返ってもいつもの白いカーテンはない。燦々と光る太陽に照らされ、僕は歩きだした。

10/10/2024, 11:29:32 AM

 ねえ、なんで泣くの。ごめんね。ごめんね。
あぁ、一体何回このやり取りをしただろう。
 あぁ、一体いつになれば僕は解放されるのか。

 彼女の浮気に気が付いてから、言い出すまでに
3ヶ月。別れを切り出すまで2ヶ月。彼女の言い訳を聞くのに1ヶ月。

 別れたくないと泣く彼女の涙の理由はなんなのか

10/10/2024, 8:01:02 AM

踊ってない夜を知らない

10/9/2024, 6:06:32 AM

一通り物事が片付いた。
    ふうと一息ついて座り込む。
ぞろぞろとやってくる人の声に深呼吸をして      
 「私は大丈夫」心の中で語りかけて笑顔を作る。

人の波に飲み込まれ、私はまた歩きだす。


「束の間の休息」

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