お祭りといえば地元の花火大会
あれは私が小学生の頃だっただろうか
母と兄と一緒に花火大会に出かけた
それが終わった頃からポツポツと雨が降り出し
あっという間に本降りとなってしまった
持ってきたビニール傘をそれぞれ差して早足で帰っていると
途中で車椅子の方とそれを押す方の二人組が
この雨の中、どうやら傘を持っていないのか
濡れながら進んでいるのが前方に見えた
母が「傘1本あげようか!」
と大きめの声で言ったのが激しく降る雨音の中にやっと聞こえた
私が「そうだね!」と言って
その二人組に追いついたときに
「傘、良かったらどうぞ!私たちは大丈夫なので!」
と差し出すと、
ありがとう、ありがとう、と何度もお礼を伝えられた
少し恥ずかしくなった私は
その二人組に小さく手を振って
また早足で傘を差す母の元へ戻った
聞こえなくなるまで
ありがとう!が聞こえていた
神様が舞い降りてきて、こう言った。
「どうしても欲しいものがあるようだね」
お金のことですか
「いいや、それはどうしてもじゃないようだよ」
じゃあ、休みですか
「うーん、、、」
優しさ?なんつって
「...いや」
えー、なんだろう
「最近、君の頭の中の大部分を占めていることがあるんじゃないか」
......え、あ、、、まあ...
「その辺りで、ないかな」
……。...返信?
すると神様はニコッと笑って
次第にその姿は透き通っていき
最後には消えていった
それが夢だったのか
現実に起きたことなのか
どうしても区別がつかない
だって、今、返信が来てしまったの
記す文章以外を何も知らない
偶然見つけたその“誰か”のためになるならば
ここで伝えさせてください
あなたの日記がなんとなく好きです
このアプリの“お気に入り”を開いたときにしか
思い出さないくらい頭の片隅ですが...
その度に、あ、お気に入りにしててよかった
と思うくらいには好きです
毎日ありがとう
《わたしの話》
仕事で関わる人で初めて推しができました
正直言って
推しの知りうる姿すべてが
私のツボを押しまくります
魅力しかないです
なかなか会えない立場の方なので
一瞬でもお会いできたら
そこから一週間はもちます
私の名前を呼んでくれるだけで
私は心の底から嬉しいと思う
また呼んでくれるときが来るといいな