mia

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4/18/2024, 1:07:24 PM

無色とはつまり、白、なのだろうか。

それとも透明なのだろうか。

彼を色で表すなら何色だろうか。
ある時は黒
ある時は白
ある時は…夕焼け……

「どうしたんだい?」
「いや…、あ、今日学校でクラスメイトを色に例えるなら?っていう話題になったんだ、それで──」
「なるほど、僕の色は何色かって考えていたのか」
「うん」

「で、何色だと思ったんだい」
「…安直だけど、黒と白、だよ」
「へえ…君にしては珍しいほど単純だね」
「だから言ったでしょ」

「じゃあ僕から見た君の色も教えてあげよう」
どーせ青だろ
「夕焼け色、かな」
「え、なんで」

「君の力は凄まじい。周りすべてを君の考えや行動で塗り替えていく。それを夕日に例えたんだ。なかなか風情があるんじゃないか。」

「…そだね…」
こういう時は決まって自分の瞳の色である、青と言われてきた自らの人生にとって意外な答えだった。

そして、夕焼け色はあんたもだよ、と思った。
でも意味は違う。
辺り一面をその色で包み込んでしまうのに、もうすぐ沈んでしまう儚さを併せ持つ。

4/17/2024, 1:30:55 PM

桜散る 風に揺れるる 枝の先
若葉の想いは 明日へ明日へと

4/15/2024, 11:56:48 AM

届かぬ想い、なんて
そんなふうに言えるくらい
真っ直ぐなひとになれたら

ヒロインになった気持ちで
泣き疲れて眠る夜があったのだろうか

これは、
届けぬ想い、を持ち続けて
彼が『死ぬ』まで笑っていた私の物語

4/10/2024, 11:46:05 AM

例えるなら僕は午前2:41、彼女は午後2:41

例えるなら僕は土砂降りの雨、彼女はお天気雨

例えるなら僕は枯れ草、彼女は春爛漫

例えるなら僕はあなたが必要、彼女は

4/8/2024, 11:02:51 AM

忘れたくないことが多い

この名前をなぞってから
「思い出」というものが
僕にポコ、ポコ、と生まれる

日常がすぐそこにあるのに
僕のものじゃないみたいだ

今日も朝一番に聞こえるのは
鈴が鳴るような声の
「おはようございます!」

忘れたくないことが、多い

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