宮野 クウ

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4/18/2026, 2:55:38 PM

無色の世界


世界から色がなくなる。
感知できるものが次第になくなる。
感情も次第になくなる。

ただ風が吹いている。
いつの間にか生まれていて、いつの間にか消えている。
風は、生も死も含んでいる。

それを全身に受け、僕らは生きている。
死ぬためには、生き抜かなくちゃいけない。
色のない風の冷たさ。

4/14/2026, 2:24:28 PM

神様へ

こうして御手紙を書くのは始めですね。
いつも見守ってくださり、ありがとうございます。

また、いつも都合の良いときにだけ、願いを伝えてしまって、申し訳なく思ってまいます。

私としては、神様に頼りたくなるのは、人生でどうしようもないときです。
まさに、藁にすがる思いのときに、神様の存在を意識します。
神様は藁にこそ住まわれているのかもしれませんね。

そう考えると、本気で悩んでいるときにこそ、神様は目を凝らして見てくださるのでしょうか。
神様の存在をひしひしと感じられるくらい悩み、考えることは、そういう意味で神秘的なのかもしれませんね。

これからも、暖かく見守ってくださると幸いです。

地上は、まだ肌寒い風が吹きそうです。
地上に来る際には、温かい装いでお越しください。

どうかお身体にはお気をつけください。

3/10/2026, 3:03:20 PM

今日は二日酔いだったので、コンビニでアサリの味噌汁を買って、秋刀魚と一緒に食べた。

秋刀魚には大根おろしが本当によく合う。
素材の味同士を組み合わせるだけで、なぜこんなにもご飯が進むのだろうか。
食べるかと思って冷蔵庫から出したイカの塩辛の結露が、泣いているように見えた。
仕方がない。
秋刀魚に勝てる食べ物は、スープカレーくらいだ。

食後は、洗濯をした。
マイケルジャクソンのHeal the worldを大熱唱しながら、洗濯物を放り込んだ。
洗濯物も気が気じゃなかっただろう。

そして今、温かいお茶を飲みながら、これを書いている。

これ以上の愛と平和があるだろうか。

1/21/2026, 1:57:16 PM

老いぼれたじいさんが、居酒屋で楽しそうに叫んでた。

「あー、今日も生き延びたなあ、、
変わり映えしない1日だったけど、なんとか生き延びた

ほんと特別な夜だよ
こんなにもビールが美味いんだもん」

楽しそうにしつつも、どこか物悲しそうな雰囲気もあった。

きっと、想像を超えた当たり前の人生を歩んできたのだろう、、、

じいさんは居酒屋で、誰よりも美味そうにビールを飲んでた。

それは、山頂の味に違いない。


1/17/2026, 3:07:31 PM

さみーな、おい。
身包み剥がそうとしてるだろ、この風

彼は外に出た瞬間、そう叫んだ。
実は彼、さっき告白して、見事に振られたばかりだ。

あー、でも、剥いでくれたらそれでいいか。
荷物が減れば、身軽になれるし。
そもそも、何も持ってない方が強いんじゃね?
おれ、ミニマリストになるわ!

そう言って、ゲラゲラ笑った。
木枯らし。彼の理想もプライドも、ぜんぶ持っていったらしい、、、

けれどその笑顔は、春を先取りしたようにあたたかくて、どこか、冬を越える準備をしているようでもあった。

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