さみーな、おい。
身包み剥がそうとしてるだろ、この風
彼は外に出た瞬間、そう叫んだ。
実は彼、さっき告白して、見事に振られたばかりだ。
あー、でも、剥いでくれたらそれでいいか。
荷物が減れば、身軽になれるし。
そもそも、何も持ってない方が強いんじゃね?
おれ、ミニマリストになるわ!
そう言って、ゲラゲラ笑った。
木枯らし。彼の理想もプライドも、ぜんぶ持っていったらしい、、、
けれどその笑顔は、春を先取りしたようにあたたかくて、どこか、冬を越える準備をしているようでもあった。
1/17/2026, 3:07:31 PM