秋風なぎさ

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3/20/2023, 11:39:16 AM

夢が醒める前に
目の前にいる、いるはずのない
きみに伝えたい

今までありがとう。きみは私にはもったいないくらいいい人でした。人を信じ信じられるあなたを誇りに思います。今度会うときは上で会うのかな。元気でね。

きみの顔は傷だらけで痛々しいばかりだった
しかしきみは笑っていた
今にも何見てるんだよと笑って
目覚めてきそうだった
二度と見られないかもしれないきみの笑顔を目に焼き付けて
私は朝を迎えた

3/18/2023, 11:52:41 AM

2020年 きみと出会った
    きみも私も白い壁がある
    きみが笑っているのか
    怒っているのか
    悲しんでいるのか
    壁のせいでわからない

2021年 私たちは付き合い始めた
    それでも尚壁は消えない
    でもきみの姿が少しずつ
    見えるようになる
    きみはいつも笑っていた
    
2022年 -きみと突然
       会えなくなった-
    最初は連絡が来ていた
    辛いよ、悲しいよ
    でも段々その声は枯れて    いった

きみが来なくなって10日が経った
私のスマホに一通のメールが入る
ロック画面にきみの名前がある
私は急いでメールを開く

○○の母です。
いつもお世話になっております。
本日息子が新型コロナウイルス
感染の影響により死去致しました。これまで息子と仲良くしてくださりありがとうございました。

世では某ウイルスによる
不条理な被害が多く起きている。
自分の身にいつ起こるかわからない。宣伝ではないが本当に気を付けてほしい。
これはノンフィクションである。

3/17/2023, 12:37:08 PM

泣かないよ
お化け屋敷に行って
どんなお化けに襲われようと
泣かないよ
階段の3段目くらいから
みんなの前で転げ落ちゃっても
きみが側にいるって信じてるから
となりで腹を抱えて笑ってるって信じてるから
見えなくても側にいるよね
大好きだよ...

3/16/2023, 1:10:44 PM

暗い夜道
街灯の灯りが
色濃くなった桜絨毯を照らす
コンビニへ夜のお供を買いに行くだけなのに
彼女はいつもきまってついてくる
今日は風が強いな
そんなことをふと思ったと同時に
彼女は僕の上着の裾をそっと掴む
風が建物の間をすり抜ける音
木々が何かを訴えるかのように
揺れる音
古い街灯が消点を繰り返す音
不気味に思っても仕方あるまい
僕は彼女の手を掴む
大丈夫、僕がいる
もうこんな気持ちにさせない
僕は彼女の手を引き寄せた


このアプリを始めて丁度一週間が
経ちました。今では85個の♡がついています。もっと読みたいと伝えてくださった皆様ありがとうございます。これからも日々の気休めとしてですが、自分の気持ちを書き留めていけたらいいと思います。

3/15/2023, 11:46:44 AM

満天の星空が雲から顔を見せる
今日も変わらず輝いている
ある星は、今から一億年も前に
輝いた星なんだそう
まだ人類すら生まれてない時から変わらない姿で居続ける星たち
    ―あ、流れ星―
私は必然的に自分の欲を
その星にぶつける
こんなにたくさんの星があるのだ
1つや2つ溢れてしまっても
おかしくはないだろう

そんな、他愛もないことを考えながら
星と酒を嗜みながら
大きく欠伸をする

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