夢が醒める前に
目の前にいる、いるはずのない
きみに伝えたい
今までありがとう。きみは私にはもったいないくらいいい人でした。人を信じ信じられるあなたを誇りに思います。今度会うときは上で会うのかな。元気でね。
きみの顔は傷だらけで痛々しいばかりだった
しかしきみは笑っていた
今にも何見てるんだよと笑って
目覚めてきそうだった
二度と見られないかもしれないきみの笑顔を目に焼き付けて
私は朝を迎えた
2020年 きみと出会った
きみも私も白い壁がある
きみが笑っているのか
怒っているのか
悲しんでいるのか
壁のせいでわからない
2021年 私たちは付き合い始めた
それでも尚壁は消えない
でもきみの姿が少しずつ
見えるようになる
きみはいつも笑っていた
2022年 -きみと突然
会えなくなった-
最初は連絡が来ていた
辛いよ、悲しいよ
でも段々その声は枯れて いった
きみが来なくなって10日が経った
私のスマホに一通のメールが入る
ロック画面にきみの名前がある
私は急いでメールを開く
○○の母です。
いつもお世話になっております。
本日息子が新型コロナウイルス
感染の影響により死去致しました。これまで息子と仲良くしてくださりありがとうございました。
世では某ウイルスによる
不条理な被害が多く起きている。
自分の身にいつ起こるかわからない。宣伝ではないが本当に気を付けてほしい。
これはノンフィクションである。
泣かないよ
お化け屋敷に行って
どんなお化けに襲われようと
泣かないよ
階段の3段目くらいから
みんなの前で転げ落ちゃっても
きみが側にいるって信じてるから
となりで腹を抱えて笑ってるって信じてるから
見えなくても側にいるよね
大好きだよ...
暗い夜道
街灯の灯りが
色濃くなった桜絨毯を照らす
コンビニへ夜のお供を買いに行くだけなのに
彼女はいつもきまってついてくる
今日は風が強いな
そんなことをふと思ったと同時に
彼女は僕の上着の裾をそっと掴む
風が建物の間をすり抜ける音
木々が何かを訴えるかのように
揺れる音
古い街灯が消点を繰り返す音
不気味に思っても仕方あるまい
僕は彼女の手を掴む
大丈夫、僕がいる
もうこんな気持ちにさせない
僕は彼女の手を引き寄せた
このアプリを始めて丁度一週間が
経ちました。今では85個の♡がついています。もっと読みたいと伝えてくださった皆様ありがとうございます。これからも日々の気休めとしてですが、自分の気持ちを書き留めていけたらいいと思います。
満天の星空が雲から顔を見せる
今日も変わらず輝いている
ある星は、今から一億年も前に
輝いた星なんだそう
まだ人類すら生まれてない時から変わらない姿で居続ける星たち
―あ、流れ星―
私は必然的に自分の欲を
その星にぶつける
こんなにたくさんの星があるのだ
1つや2つ溢れてしまっても
おかしくはないだろう
そんな、他愛もないことを考えながら
星と酒を嗜みながら
大きく欠伸をする