始まりはいつも君がいた。
小学校の入学式で一緒に写真撮ったよね。
ブーたれたあんたの顔、めっちゃ可愛かったよ笑。
中学校の入学式、ブカブカの制服に身を包むあなたは少しかっこ良かったよ。
高校の入学式、あなたは友達とばか騒ぎして、初日から先生に怒られたよね。
ほんと、隣にいるの恥ずかしかったんだから笑。
大学入学、あなたと会ったのはその3カ月後だったね。
全然変わらないその顔に、なんだか安心しました。
結婚式、あなたは照れくさそうに私の手に指輪をつけてくれたね。
震えた手でつけてくれたあの瞬間は忘れられないな。
節目の始まりにはいつもあなたがいて、日々の始まりにもあなたがいる、そんな今が一番幸せ。
このお手紙(?)をどこかで読んでいるみなさん、こんにちは。名前は、名乗らずとも書いてありますね。
実は私、スマホを替えてから、Googleデータの引き継ぎ方法がわからなくなってしまい、投稿することができなくなっていました(あと忘れてた)。その期間なんと5カ月余り。そんなに長くないかな。匿名で返信も何も来ないこのアプリですが、皆さんからの♥️が来る度に自分の存在が世界に認められたような気がして、とても嬉しくなります。自意識過剰かもしれませんが、皆さんのことを勝手ながら「書く仲間」と読んでいます笑。こうしてもう一度「書く仲間」として投稿が出来ること、光栄に思います。またあなたに会えることを願って、これからもどうぞよろしくお願いします!
神様👴が舞い降りてきて、こう言った。
「痩せろ」と。
人生で初めて肉眼で見る神という存在。
まさか、こんな爺さんに痩せろって言われるなんてさ。
肉すらついてないあんたに言われたところで...と思ったが、自分の腹を見ると、爺さんの50倍くらいの厚みがあった。
私は謎の焦燥感に襲われ、すぐにダイエットを始めた。
長期間であったが、-20㎏痩せるという快挙を遂げた。
神はあれから姿を見せなかった。私も忘れていたが、痩せた数日後、ひょいっと姿を現し、にやっと笑って帰っていった。
その笑みは、どこか不気味でかわいらしいかった。
それからというもの、彼氏はできるわ、結婚できるわ、子供産まれるわで絶好調だった。
あれから神は全く姿を見せぬまま30年が経った。
しかし、私の子供に(上へ戻る)↑
これまでずっと好きだった彼氏
(または彼女)のある行動をきっかけに急に愛が冷めてしまう。
これを蛙化現象というらしい。
私は絶対にそんなことはないと思っていた。
彼がフードコートで私を見つけられず迷っても、会計のときに戸惑っても、可愛いと思える。
しかし、一点認められぬことがある。
それはLINEの文章だ。例を紹介しよう。
👤私 👦彼
👤「今日のランチありがとう😊
すごく美味しかったよ。」
👦「本当😳⁉️○○にそう言っても らえると嬉しいよ😆💕また来 週も遊びに行こうね🍴💗😚」
お分かりいただけるだろうか。
そう、彼は世で言う「おじさん構文」なのである。
別に恋が完全に冷めるわけではないが、1時間置かれたパスタくらいの冷め具合。
誰かにLINEを見せるわけでもないので、引かれることもないし、恥をかくこともない。
私から彼への愛は変わらない。
が、少し気になってはしまう。
これからもずっと、仲良く付き合っていくために、少しずつ直していこうね。
目が覚めると
僕は勇者になっていた
ゲームで見たあの世界
大きな城に、シャンデリア、5、6人寝れるんじゃないかというくらい大きなベッド、朝食は、温かなスープとトースト、一口食べただけで僕は幸せになった
ああ、なんていい世界に入ったのだろう
誰にも怒られないし、宿題だってしなくていい
このままずっとここにいたい
しばらくして、僕の部屋(勇者の部屋)に出動要請の知らせがきた
村を困らせるモンスター?
ちょっくら倒してくるかな
軽い気持ちで城を出る
ワールドへはすぐ着いた
さあて、倒しますか
目の前の手足がモジャモジャ生えた生き物をみても、やけに緊張しない
僕は拳を振り上げる
が、気がつくと足が出ていた
なんで?
そういえばワールドに来るときもたまに見当違いの方へ行ってたな。
そう思うも束の間、僕は剣を振り上げ、敵の手足を切り落とした
緑色のベタベタした液体が体に纏わりつく
嫌だ、早く体を洗わせてくれ
しかし、僕は次の敵に向かって走り出す
べちゃべちゃの体は乾燥するにつれ固まっていく
ああ、早く抜け出したい
城に帰った頃には、髪の毛から足の先まで薄汚れた液体が固まり、吐瀉物のような臭いを放っていた
最悪だ、早く早くシャワーを...
「勇者様!よくぞご無事で!
さあさあ、村の者たちが晩餐を用意して待っております!」
う、嘘だろ?このまま?
しかし、喉から声はでない
代わりに
『本当かい?是非行かせてもらうよ!』というテロップと共に笑みが溢れる
そこで、やっと気付いた
僕は操られている、そして勇者には自由がない、常に監視状態であるということに
ああ、勇者よ、本当にすまなかった。もうわざとマグマに落ちるとか、モブキャラを勝手に殺すなんとことはしないよ。だから、もとの世界に帰してくれ。
目が覚めると、そこはいつものベッドだった
ゲームを開くと勇者が待っていたあのいつもの笑顔で
僕はその笑顔を見つめ、勇者に休暇をあたえることにした