黄桜

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8/9/2023, 3:18:35 AM

長女は、優しいけれど芯のある子供に育ちました。次女は、少しお転婆でしたが周りをよく見る子供に育ちました。最後に長男は、まだ生まれたばかりで言葉で会話をすることはまだ難しいです。
けれど、それでも長女と次女は嬉しそうに長男である弟に話しかけます。おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみと話しかけるのです。そうすると、長男は笑うのです。姉である長女と次女が笑うと同じように笑みをこぼすのです。母である私は、それを見て共に笑い合うのです。

蝶よ花よ、いずれ飛び立つ日まで。

お終い

8/7/2023, 12:58:44 PM

親は、子供を作ることはできても、どんな子供が欲しいといった選択をすることはできない。
なぜなら、私達人間は他社との共存で自身を形作るからだ。たとえ、幼少期は頭が良くても大人になっても頭がいいとは限らない、それは、環境によって変化を伴ってしまうからだ。真面目な子が不良という烙印を押される可能性だってあるのだから無い話ではない。
逆に、私達子供は親を選べないと言うが、それは大人も同じだ。大人は子供が欲しいだけで、別に私や君達を求めていた訳では無いからだ。
けれど、だからこそ私達は選択をしなくてはいけないのだ。私達は、親が子供を産む選択肢を取ったというのが一般的には正しいのだと考えるが、私はこう考えている。親の1部ではなく自分になるために生まれる選択を私が取ったのだと考えるようにしている。
他者によって決められたレールを辿るか、それとも自身でレールを引くかは君達の選択によって変わることを忘れないで欲しいと願っている。
そして、全ての人々へ、生まれてきてくれたことにありがとう。

最初から決まっていたのではなく、最初を決めたのは君達や私であることを忘れてはいけない。

お終い

8/7/2023, 6:00:20 AM

周りを、照らすのが仕事で、いつでも笑顔を貼り付けている男女がいた。所謂、カップルというやつだ。けれど、私からすればそれは太陽などではなく金属を無理にヤスリで磨いて光らせた面のようなものに見えた。汚れて傷が付けば、少しづつヤスリで磨いてすり減らしていき、いつかは削る面すら無くなってしまう消耗品。
そんなものは、太陽では無い。太陽とは、人や動物、草木を気まぐれに照らし日の暑さで私達を焼き尽くさんとするものだと私は考える。だから、私は外に出るのが嫌いだ。身も心も焼かれて朽ちてしまいそうになるからだ。

私に太陽は眩しすぎる。

お終い

7/31/2023, 11:44:11 AM

何かと理由をつけて、干渉したがる人間は支配を目的として干渉しているのかを是か非かで問われると、私は是だと考える。周りにいた人間で、目鼻立ちのよい男にしか興味がない女が、ご自慢のスタイルと顔立ちで色仕掛けをしている様を見た事があるが、正直、心の内に留めておいたが品がないと思ってしまった。そして、何よりも哀れみを覚えた。
結局、それらは一時的な支配欲であって、飽きたらボロ雑巾のようにゴミと等しく捨てられてしまうものであり、その飢えはいつまでも潤うことはないという事を見落としてしまっている時点で人は変わることはできない。けれど、次こそは意気込むのだ。また、愚かにも同じ事を繰り返すというのに自信に満ちた顔を晒しているものだから笑ってしまいそうになる。だから、1人になりたいと思うのだ。
そんなもの、視界に入れるのでさえ不快だと言うのに、この世界に溢れかえる人間という動物が目を背けることを許さない。

だから、人は孤独を生きられない。

お終い

7/31/2023, 5:57:27 AM

澄んだ瞳の奥には、何が見えていて何が隠されているのだろうか。ゴミや泥がない湖のようなものが見えているのだろうか。けれど、誰かにとっての、影は誰かにとっての光かもしれないと考えると、一概にこれが正しいなんて言えないのかもしれないと考える自分がいる。
現に政治や戦争でも、国のためにといった言い訳をつらつらと並べてはそれっぽく演説しているのを見て、こいつらは高い給料貰っておいて何言ってんだって事もあると思う。そういう奴に限って、狂気的な何かに取り憑かれてしまっているのだ。
結局、澄んだ瞳の奥に何が写ってるかなんて本人にも分からないのかもしれない。

澄んだ瞳の奥には、自分にとって希望という名の逃げ道があるのだろう。

お終い

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