何かと理由をつけて、干渉したがる人間は支配を目的として干渉しているのかを是か非かで問われると、私は是だと考える。周りにいた人間で、目鼻立ちのよい男にしか興味がない女が、ご自慢のスタイルと顔立ちで色仕掛けをしている様を見た事があるが、正直、心の内に留めておいたが品がないと思ってしまった。そして、何よりも哀れみを覚えた。
結局、それらは一時的な支配欲であって、飽きたらボロ雑巾のようにゴミと等しく捨てられてしまうものであり、その飢えはいつまでも潤うことはないという事を見落としてしまっている時点で人は変わることはできない。けれど、次こそは意気込むのだ。また、愚かにも同じ事を繰り返すというのに自信に満ちた顔を晒しているものだから笑ってしまいそうになる。だから、1人になりたいと思うのだ。
そんなもの、視界に入れるのでさえ不快だと言うのに、この世界に溢れかえる人間という動物が目を背けることを許さない。
だから、人は孤独を生きられない。
お終い
7/31/2023, 11:44:11 AM