彗星

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7/30/2025, 2:10:29 AM

題:友達作り(ロゼッタとピーチは学校に通ってる設定)

 【ロゼッタ視点】

 夏休み真っ只中の世の中。そして夏休みを楽しめないでいる私ーーロゼッタは、大変困っています。
 その理由は……。
 『友達が作れてない』!!
 今まではすんなり作れてたからナメてました。全然できない。
 これは『ぼっち確定』なのでは……!?それは普通に嫌だ。
 一学期友達できなかったからずっと図書室で過ごしてました……。
 あー、友達つくるタイミングって、難しいんですね……。
 ……はぁ……。

 【ピーチ視点】

 夏休みに入ってしまった……。
 未だ友達をつくれていない私ーーピーチは、夏休みの時間を友達作りについて考えるのに費やしているわ。
 だってこのまま友達つくれなかったら『ぼっち確定』じゃない!!嫌だよ〜。
 ふつーに地獄。せめて一人でもいいから欲しい……。私と一緒でぼっちの人いないかしら。こんな考えは最低だけど。
 でもこれくらいしか思いつかない。あーぁ、二学期始まったら勇気出して話しかけようかな……。図書室に籠もっていたのが間違いだった。
 あっでも、毎日図書室に来てる人同クラ(同じクラス)でいた気がする……。えーっと、誰だっけ……。やばい忘れた。
 あー、友達つくるタイミングって、難しいのね……。
 ……はぁ……。

お題『タイミング』

7/28/2025, 8:49:44 AM

題:砂漠

 ここはサラサ・ランド。辺り一面砂漠の場所。
 私はピーチさんの誘いで、ピーチさんのお友達の城に遊びに行くことになりました。
 そして私の目の前にあるのが、ピーチさんのお友達の城。
「ここがピーチさんのお友達の……」
「ええそうよ。それにしても、とっても素敵なオアシスだと思わない?」
「そうですね。砂漠地帯では水は貴重ですから、助かります」
「オアシスの感想がそれって……。……真面目なのね」
「?」
 オアシスの感想を言ったところで、城のエントランスに入ります。
 城なので当然、いちいち名前と出身地、それから身分を言わなくてはいけません。というか、身分とか言わなくて良くないですか?っていっつも思うんですが。
「ピーチよ。キノコ王国出身で、キノコ王国の姫。デイジーの友達なの」
「……ロゼッタです。えー……」
 ヤバッ。出身地何処だっけ?もう何百年も前だし……。あっでも、百年に一度は故郷に帰ることにしてるから、キノコ王国か。
「キノコ王国出身です。それから、ほう……貴族の娘です。ピーチさんの友達です」
「はい、キノコ王国の姫君と貴族の娘さんっと。どうぞお入りください」
 危ない危ない。ほうき星の天文台の主って言いそうになった〜。貴族の娘というのはあながち間違いではありません。記憶の中だと私は城に住んでいたし、ママは国を治めていたし……。(それはもう姫では?)
「やっほー、ピーチ!待ってたわよ!」
「あらデイジー、久しぶりね」
「後ろにいるのはピーチの友達?」
「ええそうよ、紹介するわ。彼女はロゼッタ。高貴な身分だから、失礼な事はしないようにね」
(別にそこまで高貴な身分では……)
 この後、私達はデイジーさんの部屋で思う存分遊び、帰る時刻になりました。
「楽しい時間はあっという間ね!」
「そうね。また遊びに来るわ」
「ええ、楽しみにしてる!もちろん、ロゼッタも一緒に!」
「……はい、また来ます」
「じゃあ楽しみにしてるから!」
 デイジーさんと別れて、馬車に乗り込む。
 馬車に揺られながら、今度遊びに行くことを密かに楽しみにしている私でした。

お題『オアシス』

7/27/2025, 6:42:10 AM

題:流星、それを人はそう呼ぶ

 今宵は流星群出そう。噂によれば、この上なく美しいのだとか。
 流星群は美しい。それはそう。
 だけど流星群は、星の女神の涙とも言われている。流星群の尾が、涙の跡。
 女神の涙が流星群となり、人々を潤う。なんて素敵なのでしょう。
 流星ーーそれを人はそう呼ぶ。
 さあ、今宵は『流星』と呼ばれる涙を、観に行こうかしら。

お題『涙の跡』

7/25/2025, 11:26:35 AM

題:半袖デビュー

 今日も相変わらずの猛暑日か。夏って好きになれないなぁ。まあ、魔法使ってるけど。
「ロゼッタって相変わらずの長袖ドレスね。半袖じゃなくて暑くないの?」
「別に魔法を使っているので暑くありません。半袖とか着た記憶ないし……」
「ええ、嘘。半袖着たことない人、人生で初めて見たわ」
「はは……」
 適当に誤魔化す。半袖なんて着る必要なくないですか?魔法さえあればいいし……?
「じゃあ明日、『半袖デビュー』、してみない?」
「え?『半袖デビュー』……?」
「そ!楽しみね。あ、服はこっちで決めとておくから安心して」
「いやちょっとそれは……」
「早速決めなくっちゃ!また明日!」
「……」
 ……行ってしまった……。決めるの早すぎません?怖いんですが。
 というか半袖デビューって……私半袖着るの!?デビューする勇気ないんですが!?
 どうしましょう……、断れなくなったし……行かないのもなぁ……。

✧翌日✧

「さあ、鏡を見てちょうだい!」
「はい……」
 渋々行って渋々着て渋々見る……。終わってますね。
 どうなってるのかな……、うわぁ……。(ごめんなさい、こんな嫌そうな感じで)すっごく似合ってる……!自分で言いましたね。
「どうかしら?」
「すごく……似合ってます……!」
「でしょ?」
 初めての半袖デビュー。めちゃくちゃ楽しい思い出になりました!

お題『半袖』

7/25/2025, 8:56:22 AM

題:あの時に

 もしも過去へと行けるなら、ママが生きていた幸せな時に戻りたい。
 幸せそうな私を見たい。綺麗なママを見たい。
 そして……。
 ママに、「私はとても幸せだよ。ありがとう。愛してる」と伝えたい。
 愛するママに、逢いたい。
 星の世界のママじゃなくて、故郷の星のママに。

お題『もしも過去へと行けるなら』

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