題:虚偽の愛には真実の愛を
疑り深い貴方には、信頼と誠実さを。
寂しがり屋の貴方には、共感と理解を。
そして強がりの貴方には、無条件の愛を。
ーー虚偽の愛には、真実の愛を与えないとね。
よく分からないという方もいるかもしれませんが、ロゼッタが話しています。
ちなみにロゼッタは真実の愛を闇落ちロゼッタ(ダークロゼッタ)に。
闇落ち系好きです。闇落ち系好きな方はこの作品が良かったと思ったのと一緒に「いいね」を押して頂けると有り難いです。
お題『True love』
題:ほうき星を追って
初めて会ったチコのほうき星程、美しいものはない。
チコの優しさ、温かさ、そして輝きが詰まったものだから。
ーーあの日のほうき星は、天文台として私の近くにある。
この天文台にいる限り、チコの温かさは忘れない。
明日は星屑祭。
ほうき星を、追ってみようかしら。
お題『星を追いかけて』
題:今出来ていることは
「あー、やっぱり暑い日に食べるアイスは格別ね!」
「ふふ、そうですね」
太陽の光が燦々と降り注ぐ暑い日。ピーチとロゼッタは木の下のベンチに腰掛けて、それぞれアイスを食べていた。
「こうして暑い日にアイスを食べることも、今を生きているからこそ出来ることなのですね」
「あら、今生きていることに感謝?」
「まあ、あながち間違いではありませんね」
ロゼッタは、普段ピーチと話すことも、チコ達と過ごすことも今を生きているからこそ出来ることだと思った。
今を生きていなければ、こんな事は出来ないだろうから。
「確かに、今を生きさせてくれている神様に感謝しないとね」
「……そうですね」
二人は空に向かって微笑み、談笑を再開した。
その間手の中にあったアイスは、今を生きるかの様に、冷気を零し続けた。
お題『今を生きる』
題:宇宙が煌めいた日
黒で統一された宇宙に一つ、煌めきが見えた。
また一つ、また一つ、煌めきが見えた。
そしてーー。
宇宙は、煌めきに包まれた。
「……綺麗」
無意識に、言葉が溢れた。
この景色を見ることは、もう無いだろう。
だけど、この煌めきを、いつまでも心の中に灯しておきたい。
本気で、そう思った。
この日は……、『宇宙が煌めいた日』は、私の中で特別な日になりました。
お題『special day』
題:涼やかな音。
チリン……。
涼やかな心地良い音が、部屋に響いた。
あの風鈴は、七夕の際買った物だ。金魚が泳いでいる絵が描かれた風鈴。
金魚達は優雅に泳ぐ。楽しそう。
来年の夏も、この風鈴で過ごそうかな。
お題『風鈴の音』