凡人k

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8/9/2023, 12:48:53 PM

テーマ〔上手くいかなくて良い〕

(今日も疲れた、)
蝉の鳴く夜道を少ない街灯を頼りに家に帰る。
(帰ったとしても、ただ暗いだけで誰も「おかえり」なんて言ってくれないよな、)
こんな時に正義のヒーローなら何で言うのだろうか?
「大丈夫。頑張った!また前を向いて明日も頑張ろう!!」なんて言うのだろうか?
そんなどうでも良いことを考えながら家に着いた。

「ただいま」

「おかえり」

、、、!?、
「だ、、だれ?」
そこには大きな大きな猫がいた。
「ご飯今作ってるから、お風呂入ってきなさい」
「は、、はい?」

チャポン、、
(、、、お風呂なんて何日ぶりだろ?シャワーばかりだったから、)

ガラガラ
(、、良い湯だったな、)
「あ、お風呂出た?着替え置いといたから着替えてこっちおいで。ご飯食べよ?」
「はーい、、」
(猫の作るご飯って美味しいのかな、猫缶とか出されるのかな?)

「!、美味しそう、、」
「よかったよかった。」
「、、。そういやあんた、あんま無理しちゃダメだよ?」
「?」
「上手くいかなくていいから、ゆっくり成長してこうな。あんたが気付けなくても、やればやるほど少しずつ上がってくもんなんだから。」



「今日はゆっくり休みなさいな。」

5/13/2023, 11:42:03 PM

テーマ《おうち時間でやりたいこと》

「おうち時間でやりたいこと?やっぱ絵とゲームと本とゲームだな!」
「ゲーム大好きだねぇ」
「ったりめぇだ!、ってかお前はなんなんだよ?」
「ボクは██████」「おいお前、少し黙れよ、、」
「君が聞いたんじゃないか?おっと、そろそろこの小説も終わりそうだよ。」
「こんな終わりで大丈夫かなぁ?」



あ と が き
これは何となく学校の課題みたいなテーマに感じて学生達が話し合ってるのがいいかなぁ?なんて思ったんですけどオチが見つからなく何となく切らせていただきました。ここまで見てくださったかた、本当にありがとうございました。

5/10/2023, 2:35:32 PM

テーマ《モンシロチョウ》

丁度あの日から2年経った。
今年も変わらずチューリップやシロツメクサ、たんぽぽが咲いて、木には緑が彩られていた。
今日も私は自転車に鞄を乗せて、学校へ向かう。
すると、目の前に白い何かが横通りした。
「、、、モンシロチョウだ」
懐かしい。あの人が好きだった虫だ。
幼稚園の頃なんか『将来はモンシロチョウになりたい!』なんて言っていたっけ。
「あー、だめだめ。」
学校行く途中なんだから、思い出したらダメ。
私は涙を拭い少し下を向く。
「いつか会えたりしないかなぁ、」
青い空を見上げて、涙の引いてきた私はまた前を向いて学校へ向かった。

4/18/2023, 1:51:06 PM

テーマ《無色の世界》

“カチッ”
フワフワした海月の様なランプが灯る。私の目の前には白いフードを深く被った子供が見える。ただ、顔は影を被っていてよく見えない。

『こんばんは、僕は案内人だよ。
今から君に質問をするよ。君はそれに答えればいい。』

突然声がして驚いた。
これは新手の子供遊びだろうか?

『じゃ、勝手に始めさせてもらうよ。』



『最近いい事はあった?』※なかった人はスキップ

YES / NO





『それはどうして?』


ーーーーーーー




『それは君の何かを変えた?』


ーーーーーーー




『そっか。色々あったんだね。
正直君の回答は僕に聞こえない。だけど1日1日を大事に思い出してほしかったんだ。今日楽しかった君も、辛かった。悲しかった君も少しずつ君を成長させていると僕は思うんだ。』




『じゃ、1つ目の質問で“なかった”と答えた君に言いたいこと。
“何もなかった訳がない”っていう人もいると思う。だけど本当になにもない日って結構辛かったりするんだよね。夜とか1人だと少しきついよね。大丈夫。大丈夫。抱え込んじゃ駄目だよ。それを見る身近な人まで辛くなっちゃうから。人は頼られると正直嬉しいんだよ。僕自身誰かの役に立てたら嬉しくなるもん。
、、つまり言いたいのは抱え込まないでほしいってこと。』



『これでお終い。僕が君の何かしらを変えれたらいいなって思うよ。』




あとがき

私は今日少しつらいことがあってそれを思い出して書かせてもらいました。
テーマが無色の世界だったので、今日と言う日も何もない訳じゃないんだよぉーって考えを載せました。
まだまだ小説初心者なので、成長出来るように頑張りたいです!

4/16/2023, 11:29:31 AM

テーマ《ここではない、何処かで。》

今日は友達と家で遊んでいる。
イツメンのこいつと俺で。
「お前本当ゲーム下手だなぁ。」
「うるさい!絶対僕が勝つし!!」
今日もコイツは声が大きい。
〝ケーン ケーン〟
「ん?これは雉の鳴き声、、?」
「よーし。次こそ勝つぞ!」
〝ガタガタガタガタ〟
「!!、地震だ!」
「今度こそぉ、」
〝ガタガタガタガタガタガタガタガタ〟
揺れが強くなる、、、嫌な予感がする。
「おい、ゲーム一旦辞めるぞ!」
「えー!こんくらい平気平気。」
〝ガタガタガタガタガタガタ〟
後ろの棚が倒れてきた
「馬鹿!!!」
〝ガッ〟
俺は友達を突き飛ばし、棚を支えた。
「ごめん!!!」
棚を元に戻し、俺たちは一旦外に出ることにした。
その直後、ものすごい地震が来た。地面に割れ目ができた。
町の人たちも外に出てきて、みんな山に行こうと言うことになった。
「おい。山に行くぞ!」
「、、、、、。」
コイツは状況が追いついていなさそうだ。
「来い!」
山に登る途中、俺は迷子になった子供を見つけた。
放っては置けなかったから、友達を町の人達に預け、その子供の元に戻った。
予想どうり、津波が起きた。山のふもとはもう海に飲まれてしまった。俺は子供を探した。
「うぁぁん!助けてぇ!!」
「見つけたっ!!」
俺は泳いで子供の所に行った。
子供は足が何かに絡まっているようだ。
「じっとしてろよ、」
俺は水の中に潜り、絡まっているものをどかした。そして子供を山に連れていこうとした。
、、いこうとした。
動こうとしたら、今度は俺の足が引っかかってしまった。
「サラちゃん!サラちゃん!」
女の人の声が聞こえた。
「お母さん!!」
良かった。合流したようだ。
「お母さん!早くサラちゃんを安全な所へ!!」
俺は早く自分の足元の物を解こうとした。
でも、それは叶わなかった。
すぐに津波が俺を飲み込んだ。
、、、ごめんな。翔太。
俺は明日からゲームが出来なくなっちまうかもしれない。
お前は学校に来た時から変なやつで、本当にお前といるのが好きだった。負けず嫌いで、声がでかくて、自立できてて、

あーあ、あいつの声する。
気のせいだろうけど、なんか嬉しいや。
、、、またここじゃない、どっかでもいい。



また会おうな。

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