凡人k

Open App
4/16/2023, 11:29:31 AM

テーマ《ここではない、何処かで。》

今日は友達と家で遊んでいる。
イツメンのこいつと俺で。
「お前本当ゲーム下手だなぁ。」
「うるさい!絶対僕が勝つし!!」
今日もコイツは声が大きい。
〝ケーン ケーン〟
「ん?これは雉の鳴き声、、?」
「よーし。次こそ勝つぞ!」
〝ガタガタガタガタ〟
「!!、地震だ!」
「今度こそぉ、」
〝ガタガタガタガタガタガタガタガタ〟
揺れが強くなる、、、嫌な予感がする。
「おい、ゲーム一旦辞めるぞ!」
「えー!こんくらい平気平気。」
〝ガタガタガタガタガタガタ〟
後ろの棚が倒れてきた
「馬鹿!!!」
〝ガッ〟
俺は友達を突き飛ばし、棚を支えた。
「ごめん!!!」
棚を元に戻し、俺たちは一旦外に出ることにした。
その直後、ものすごい地震が来た。地面に割れ目ができた。
町の人たちも外に出てきて、みんな山に行こうと言うことになった。
「おい。山に行くぞ!」
「、、、、、。」
コイツは状況が追いついていなさそうだ。
「来い!」
山に登る途中、俺は迷子になった子供を見つけた。
放っては置けなかったから、友達を町の人達に預け、その子供の元に戻った。
予想どうり、津波が起きた。山のふもとはもう海に飲まれてしまった。俺は子供を探した。
「うぁぁん!助けてぇ!!」
「見つけたっ!!」
俺は泳いで子供の所に行った。
子供は足が何かに絡まっているようだ。
「じっとしてろよ、」
俺は水の中に潜り、絡まっているものをどかした。そして子供を山に連れていこうとした。
、、いこうとした。
動こうとしたら、今度は俺の足が引っかかってしまった。
「サラちゃん!サラちゃん!」
女の人の声が聞こえた。
「お母さん!!」
良かった。合流したようだ。
「お母さん!早くサラちゃんを安全な所へ!!」
俺は早く自分の足元の物を解こうとした。
でも、それは叶わなかった。
すぐに津波が俺を飲み込んだ。
、、、ごめんな。翔太。
俺は明日からゲームが出来なくなっちまうかもしれない。
お前は学校に来た時から変なやつで、本当にお前といるのが好きだった。負けず嫌いで、声がでかくて、自立できてて、

あーあ、あいつの声する。
気のせいだろうけど、なんか嬉しいや。
、、、またここじゃない、どっかでもいい。



また会おうな。

4/15/2023, 4:15:05 PM

テーマ《届かぬ思い》

〜3476年〜
〝母さんへ

今日僕は友達と遊びに行きました。

でも僕の友達はいっつも約束の時間を守りません。今日のソイツの言い訳は〝たこ焼きさんキーホルダー〟見つけたからって買ってきた。でした。それも2つも買ってきました。俺とお前の分だ!って。

買うなら僕も行ったのにって言うと、売り切れちゃったらがっかりだろ?って言うんだ。全く。待つ方の事も考えてほしい。


、、、ごめんなさい。本当はこう言うことを言いたいんじゃないんだ。母さん。僕は貴方に感謝しています。僕は今幸せに暮らせています。
ありがとう。〟

4/15/2023, 1:31:01 AM

テーマ《神様へ》

〜???〜
日本の戦争時代の話。
敵国との戦争、僕の町は炎に包まれていた。
炎の中、ある女性は赤子を連れて森へ向かった。
そして鳥居をくぐり、目を瞑る。そして小さな祠にお祈りをした。

「どうか、この子だけ、この子だけはどうか、!」

女性が目を開くと、赤子は居なくなっていた。

4/14/2023, 6:05:35 AM

テーマ《快晴》
 
『今日はピクニック日和。紅茶の入った水筒に朝に作ったクッキーを持っていつもの花畑の公園に来た。蝶々が舞い、子供たちが駆け回り、空も美しい青色。私は日傘を立てて椅子に腰を掛けた。紅茶は美味しい。今日も世界は平和なのね。』

「こんな日記もあったわね。」

私は古いベットに寝そべり、埃の被った本棚に本を戻した。
〝また、この頃に戻れたらいいな。〟と少女は呟きました。



空は変わらず快晴。 
でも少女は、世界は寂しく感じました。

4/12/2023, 10:36:31 AM

テーマ《遠くの空へ》

「将来なにになりたい?」

「んーと、お空に行きたい!」

「お空?」

「そ!、パイロットになるんだ!」

「へー!お空に行くお仕事かぁ、オレも空に行ってみたいなぁ、」

「なら、一緒にパイロットになろぉ!それで、このハウス全部を見渡すんだぁ!」

「、、うん。そうだな!!」


ー ここは謎のウイルスによって侵食されてきている星。もうウイルスを止められないと判断した国家は、確実に感染していない子供を集め、特別な施設に保護させた。この星で言う〝空〟は、絵本や人工的なものでしかなく、子供たちはその届かぬ存在、空に憧れていた。 ー

Next