燈翠。

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5/26/2024, 1:07:14 PM

∮月に願いを

平安の時代、人々は今よりも遙か澄みわたる夜空を見上げ詩を詠んだ。

天の川でさえも燦爛と輝いて見えるだろう空へ

人々は月を謳った。

その当時に生きる者にとって月とは、

夜を照らす希望であり

別れを告げる余韻であり

共に空を仰ぎみる道導であった。

星に願いを祈る私たちは、月を見ているようで視れていなかったのかもしれない

何時だって月は、太陽よりも傍で私たちを見守っている

星を探して見上げる前に

お天道様に見られる前に

月に願いを

5/20/2024, 2:55:41 PM

∮理想のあなた

理想ならいくらでも妄想を掻き立てたことがあった

まずは、勉強もスポーツもできる。

その〝できる〟になるまでに努力を重ねられる。

現実から目を背けずに真っ向から立ち向かう。

そしてその勇気が報われて実を結ぶ未来。

どれも叶わずにいる今が、どうしようもなく虚しい

手を伸ばせば届きそうなのにな

ねえ、理想の自分へ

あなたの見る景色はどれほど輝いてるの?

私もそこに辿り着けるかな

返事はない。その代わり、微かな希望を胸に抱いてる、

ありのままの自分が居た

5/17/2024, 2:52:20 PM

∮真夜中

昔はあんなに苦手だった夜の暗さが、いつから味方になったのだろう。

今ではすっかり真夜中の虜になってしまった

目が覚めて眠れない時、丑三つ刻に至福の珈琲を1杯。

ふと、昔のことを思い出す

キャンドルの灯火を眺めながらぼんやりとしていたあの時と今で、何か変わったのだろうか

季節は移ろい、気持ちも虚ろう

真夜中の黒が思考を塗りつぶしてくれる夜は考え事に最適だ

夜は更けていく。

4/17/2024, 3:34:06 PM

∮桜散る

桜の花びらが散るさまはよく、儚い表現で使われる。

春の、四季の中でわずかな時間だけ

日本を象徴して咲き誇り花弁を落とす

いつから梅の花から桜へと移り変わったのだろう。

ただ、梅はこぼれてしまうけど

桜は自ら舞い散るように見えるから

人は桜の散り方に心を、気持ちを込めるのかなと思う

一言で言っちゃえば

どんな終わり方が好みだったかなんだろうな

個人的には葉桜が好きだから

私にとって桜が散るのは始まり・再出発

皆さまにとっての桜はどんな意味がありますか

3/23/2024, 2:59:40 PM

∮特別な存在

家族。

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