陽 菜 美

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11/11/2024, 1:44:22 PM

「飛べない翼」

わたしには飛べない萎れた翼がある。
でも、その1つ1つの羽を磨くと、飛べるようになれる。
どういう事を言いたいかわかる?
努力を積み重ねると大きな結果になるんだよ。
最近の若者は努力もしないで、報わるだのないだの。
努力した人にしか見れない景色ってものがあるんだよ。
失敗したからって諦めるな。逃げるな。
なんにも努力してこないから、すぐに病むんだよ。自分を甘やかすな。
日頃の行いが夢を掴むきっかけになるんだから。
ほら、はやく、翼を広げて夢に飛び出そうよ

11/6/2024, 2:14:47 PM

「柔らかい雨」

柔らかな優しい雨が降る夕方に僕は誰にも見つからないように、家から飛び出した。

スマホも財布も何も持たず、走り続けた。

何処までも行ける気がした。

とにかく走って走って走った。

何時間走っただろうか、私は1人路地裏に立っていた。

さっきまでの優しい雨とは裏腹に、夜になると、大雨になった。風はビュンビュンなり、雨はザアザア降る。

勿論、着替えも羽織も持ってきていない。

1人、体育座りをして朝を待つ。

そんな途方に暮れていた矢先、誰かが傘を差し出し、雨を遮ってくれた。

顔をゆっくりあげると、お兄さんがしゃかんでいた。

「大丈夫かい?寒いだろう」

と心配げな顔をし、お兄さんは着ていたパーカーを私に貸してくれた。

そしてバックを漁り、お茶の入ったペッドボトルも差し出してくれた。

「ありがとうございます…!」

温かかった。

先ほどとは嘘と思えるほど優しい雨が降り注いだ。

わたしの頬に雫が落ちる。

その瞬間、わたしは貴方に恋をした。




10/14/2024, 3:34:50 PM

「高く高く」

わたしは小さい頃から負けず嫌いで、上だけを見続けていた。
目標の為の努力を惜しまず、ずっと一番になるためだけに生きてきた。
でも気づいちゃった。
今までの努力は全て自分の為に頑張ったんじゃないんだってこと。
お母さんに見て欲しくて、見捨てられたくなくて、ずっと頑張ってきた。
もっと妹みたいに才能があればこの頭を撫でてくれたのかな、?

才能があるね、この言葉が嫌いだった。好きでギフテッドとして生まれたわけじゃない。いつも私が特別扱い。みんなと同じように普通の学校に通って、普通の勉強をしたい。
二度と叶わない夢を抱えながら、お母さんの機嫌をとる為に笑顔でいる。
嗚呼、お姉ちゃんはいいな。普通で、

そんな、才能があった双子の妹と、才能がなかった双子の姉の話。

10/12/2024, 2:17:31 PM

「放課後」

わたしは恋心を抱いてる同じクラスの男の子に、「好きな子だぁれ?」と毎日聞くのが日課だ。

わたしがいくら好きな子を聞いても、「放課後におしえるね」というので教室でずっと待ち、2人きりになってからまた「好きな子だぁれ?」と聞き直す。

でも君は「やっぱ、内緒」と濁し、部活に行くために廊下を駆けていく。

「なにそれ…笑」と笑いながら君の後を追う。

彼とは同じ陸上部。

ハードルを笑顔で飛び越え、走りきる君の姿を眺めてたら、いつのまにか好きになっていた。

「好きな子だぁれ?」「やっぱ、内緒」
この会話をする時間が永遠に続けばいいのに。

10/11/2024, 2:01:41 PM

「カーテン」

毎朝、カーテン開けて良い朝を迎えて、笑顔で登校して、まじめに勉強して、汗かいて部活する。

羨ましい。

別にいじめられた訳でも、家族崩壊とか起きたわけでもない普通なのに、不登校なわたしとは正反対に生きる双子の姉。

カーテンは開けずに薬のビンを開けて、数十粒口に運ぶ。ふわふわしてベッドに逆戻り。こんな毎日を過ごして楽しいはずがない。


もっとふつうに、笑顔で生きたかった。

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