「これまでずっと」
「ねぇ、私がどれだけ我慢して アンタに合わせてきたと思ってんの?協調性の欠片もないアンタにずっとずっと合わせてきた。なのに私の気持ちを踏みにじってくる。なんなの?もういいよ、どっか行って。二度と顔見せないで」
大嫌いな友達にそう告げた。
部活内で嫌われ、飽きられてるあの子にわたしは気を使って優しく接してあげていた。
わたし自身もあの子は苦手だった。
でも可哀想な気がして声をかけた。
でも間違いだったみたいだ。
もう耐えれない。
わたしが県大予選で惜しくも、負けてしまったわたしを大笑いしてきた。
内心「は?」と思った。
周りの後輩や同級生は頑張ったよ、お疲れ様と、言ってくれるのに。
あの子はなんなの?
県大、世界大会を目指して三年間頑張ってきた。
それなのに、あの子は私の目の前で爆笑してやがる。
努力もしないでエントリーすらされてなかったくせに、
部活内でいちばん足が遅いくせに、
先輩の前では良い子ぶってるくせに、
不完全なくせに、全部バカにされる。
あの日、あの子に話しかけたのが間違いだった。
「一件のLINE」
愛してる
これが彼女からの最期のメッセージだった。
あと少しはやく家に帰れていたら、きみは死ななくて済んだのに。
一生後悔してもしきれないな。
俺も愛してる
そう返信した。
いつまでたっても既読はつかないままなの
「七夕」
わたしにはいちばん熱中してるものは部活動だ。陸上部で毎日キツくて辛いけど県大行くために頑張ってきた。
そんなわたしの願いが叶ったのか、リレーで県大に行けることになった。
再来週の県大で勝てば、世界大会。
だからわたしは短冊にこう書いた。
「世界大会行けますように。」
そしたら皆んながわらってくる。
お前みたいな努力不足には無理だと。
顧問にも言われた。
「普段がんばってる選手が行ける場所なのに、お前みたいな努力不足は行けるわけもない。」
うるさい。
部活でも、声かけや準備、アップ、トレーニング。全部頑張ってる。
だれよりも。
これだけは自信がある。
なのにボロクソ言われて悔しかった。
帰りにチャリを漕ぎながらボロボロと泣いた。
見返してやる。
絶対に。
それからいつも家でやってるストレッチを二倍にして、走り込みをして。
死ぬほど頑張った。
わたしは短冊なんてなくても世界大会ぐらいいける。
「星空」
星空を見上げて君が呟いく。
「この星の中に貴方はいるの」
ごめんね、先に逝っちゃって。
独りにさせちゃって。ほんとにごめん。
「神さまだけが知っている」
わたしがどんなに良いことをしても悪いことをしても、何億人といる世界では私なんて見られてない。
そう考えると、神様はちっぽけなものだなと思う。