陽 菜 美

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5/29/2024, 1:44:05 PM

「ごめんね」

桜が咲き始める卒業式間際。

学校が離れてしまう、大切な親友と喧嘩をした。

わたしも悪かった。
でもあの子も悪かったの。お互い様。

あのとき、お互いに

「ごめんなさい。」

の一言を言えたらよかったね、

ごめんなさいの一言だけで、また仲直りできたのかもしれないのにね。

5/28/2024, 1:43:32 PM

「半袖」

半袖を着るのはいつぶりだろうか。

傷まみれの手首を隠して暑い夏の中もパーカーで過ごした去年の夏。

でもあの頃の私と今のわたしは違う。

君に出会えてわたしは変われた。

傷なんて隠さなくていい。

ありのままの自分を愛してくれる人はたくさん居るんだから、

過去の自分も認めて生きていかないといけないから。

5/25/2024, 2:36:20 PM

「降り止まない雨」

みんなの前では太陽のように輝く笑顔で笑う。

でも、心は土砂降りの降り止まない雨で、

なんとなく辛くて、なんとなく悲しい。

そんな毎日が楽しいような、苦しいような。

ふしぎな感情に心が揺さぶられる。

心も快晴くらいに晴れたらいいのに。

5/24/2024, 2:17:12 PM

「あの頃のわたしへ」

なんで、こんな家に生まれてきちゃったの?

もっと良いお母さんのもとに生まれたらよかったのに。

今日もお母さん、仕事で帰ってこれなかった。

朝6時に家を出て夜中の1時とかに帰ってくる。

もう1ヶ月くらい顔をお互いに見てない。


母子家庭の私たちを養ってくれてるのは嬉しい。

でももっと触れ合う時間が欲しかったな。


5/22/2024, 2:41:24 PM

「また明日」

蝉の声を背中にし夏の夕暮れの空の下でチャリを漕ぐ。

いつもと同じ場所で君とバイバイした。

「また明日!」

その一言が僕にくれた最後の言葉だった。

君は僕と別れた後、帰る途中に交通事故にあった。

夜には君の親から電話があって事故を知らせてくれ、今は落ち着いたけどまだ意識不明だそうだ。

一瞬、時が止まった。嘘だと思いたかったけどこれは紛れもなく現実だった。

それから1週間ほど経った。

学校までの足取りは重く、笑うことも喋ることも出来なかった。

ずっとずっと頭から君の事が離れない。

あの一言が頭になり続ける。

「また明日」

この言葉の重みが痛いほど分かり、また明日が来なかった事が悔しくてとても辛かった。

あのとき僕が引き止めればよかった。

少しでも時間稼ぎすればよかった。

色んな想いと共に後悔が溢れ出す。

君と、「また明日」の一言を言い合える日が来るのを待つばかりだ。

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