「透明」
わたしも透明になれたらいいのに、
そしたら誰かの目を気にせず生きれる。
そしたら迷惑かけない。
苦しいのも全部無くなる。
わたしも君みたいに透明になって消えてしまいたい。
「真夜中」
夜になり、眠りにつこうとする。
でもいざ、布団に潜ると考え事が多く中々眠れない。
そんなこんなで毎日、真夜中に寝る。
早くこんな生活も終わればいいのに。
なんて事を毎日考えてる。
だから、僕は眠れない。
「風に身をまかせ」
風に身をまかせてどこか知らないところに行きたい。
背中に風を浴びてどこまでも走りたい
周りの目なんて気にせず走り続けたい。
自由になりたい。
「失われた時間」
あのとき彼に車をぶつけたのは誰?
彼を轢き逃げしたのは誰?
轢き逃げしないで救急車を呼んでおけば彼は助かったかもしれないのに、
貴方もパニクって居たのかもしれない。
でもそれ以上に彼もパニックだったはず。
貴方がたった一本の電話をすれば助かったはずの1つの尊い命がなくなった。
彼との時間を返してよ、
彼が失った時間も私が悲しんでいた時間も全部全部返してよ。
失われた時間はもう戻ってこない、後悔しても仕切れない。
だからこそ私は貴方を許さない。
「子供のままで」
私の友達は交通事故に遭って、怪我した場所が悪くてあと5年しか生きれないんだって、
その間にたくさん遊ぼうねって約束したけど、その子は病気で足が麻痺して立てないんだって。
それから四年後。
私とその子の推しは一緒で、その子と一緒にライブを見に行くのが約束なの。
でも君は大丈夫とか言って笑ってたくせに亡くなっちゃった。
病気の進行が思ったより早くて、首から下が全部麻痺して動かせないまま亡くなった。
死ぬ直前まで笑顔だったのに。
結局、一緒にライブ行けなかったね。約束守れなかったね。
ずっと子供のままなら良かったのに。
ずっとずっと日が過ぎなければいいのに。
そしたら君は死ななくていいのに。
なんで時間って経つのかな、
なんて事を考えながら私は子供のまま大人になった。