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3/2/2024, 5:49:05 PM

「お前が俺の唯一の希望だ。生きる意味なんだ。気持ち悪いだろ。」

 ついに告白した。

 そしたらあいつ、死のうとした。

 よほど嫌だったのか。

 それともあいつのことだから、「お前の苦悩終わらせてやんよ。」とか言うのだろうか。


「ごめん。ぜんぶ奪いたかったんだ。好きも希望も夢もぜんぶ。……嫌いなんかじゃないから。むしろ……」

 そこまで言って黙ってしまった。

「……気持ち悪いから。これ以上は。」
「俺よりも?」
「うん。お前なんかよりずっと。」
「……だったらなんだよ。今更そんなことで嫌になれないようにしたのはお前だろ。」
「……それはそう。うん、そうだね。責任取らなきゃ。」

 獲物を追い詰めるかのように一歩一歩。後退りしてしまいたい気持ちを押し殺して、その場に留まる。



「ねぇ、君のぜんぶを俺に頂戴。」

2/28/2024, 6:17:00 PM

「何処か遠くの街へ行ってしまいたい。誰も私を知らない街へ。」

 小説の主人公みたいだった。

「えっ……ええっ!?そんなに!?」

 自分はそうではなかったようだ。

「うん。遠く、遠くに今すぐ飛ばされたい。」

「えぇ……桃鉄のぶっとびカードみたいだね……。」

 ギャグ漫画の主人公ならいけるかも。

「だって……幸せすぎる。こんなこと現実に起きていいの?いいはずないわ、やっぱり夢……」

「夢じゃない!!!」

 だから、

「顔、見せてよ。」

「なんでぇ……」

 見たいからじゃダメ?

「見せてくれるまで何回でも、なんならここでずっと言うよ、好きって。」

2/23/2024, 3:47:47 AM

 太陽のような君に灼かれてしまいたいけど、灰になった僕を愛してくれるほど太陽は孤独じゃない。わかってる。

 それでも唯一無二の君の光で、骨すら遺らないように、灼き尽くしてほしいと願ってしまう。

2/19/2024, 6:17:18 PM

 枯葉に似た虫がいると知った日から、落ち葉を踏んでバリッ!というとゾッとする。

2/15/2024, 9:18:23 PM

 今はしんどいと思うけど、楽しくやってるから安心して。

 そんな甘い言葉を期待した。

 死ぬ覚悟がないから生きている。そんな感じがよくわかった。

 何年経っても自分は自分だ。

 変われないことに気づけただけ、自分に何も期待しなくて済むから楽だ。

 最初から、そうすればよかった。そうしていれば楽だった。



 でもやっぱりちょっと、期待している。


 そんな自分が一番嫌いだと、手紙にも書いてあった。

 本当に変わらないな。

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