『特別な存在』
君は特別な存在。
血は繋がって無いけど、家族。
いつも一緒にいてくれて、
帰ってきたらおかえりって言ってくれてる気がする。
いつも無口だけど、行動で教えてくれる。
一緒にご飯を食べる時はせっかちでいやしんぼ。
自分のを食べて私のを欲しがる。
ダメって言ってもわがまま。
そんな君が好きだ。
思い切り伸びをする君の頭を撫でると
にゃおんと返事をした。
語り部シルヴァ
『バカみたい』
暇だからと各SNSを見なきゃよかった。
返信も来ず既読も付かないから会話が続かない。
だからインスタで可愛い動物のショート動画でも見て
暇を潰そうと思ったら、君のショート動画が上がっていた。
可愛い手を添えたカフェの風景の一枚絵だった。
気にしていたのは私だけのようだ。
君の返信に一喜一憂して、
実際に会話できたらその日はラッキーだと思っていた。
私は眼中に無いってことらしい。
...もーいっか。お幸せに。
私はあなたにはお似合いじゃないみたいね。
語り部シルヴァ
『二人ぼっち』
クラスでイジメられている奴がいた。
1人のときを狙って話しかけると友達になってくれた。
表向きだと関わらないようにして、
裏でこっそり二人で仲良くしていた。
ある日そんな日常に耐えられなくなって、
イジメられている現場を止めに入った。
もちろん僕もターゲットに含まれた。
友達がイジメられている現場を
見て見ぬフリをするより苦じゃなかった。
ずっと一人だった日常に君が来てくれたから。
語り部シルヴァ
『夢が醒める前に』
憧れた世界があった。
全部を犠牲にして頑張った。
それでも不幸な目に遭った。
諦めざるを得なかった。
テレビで自分と同い年の子が頑張ってるのを見て自分は何をやってきたんだろうと思う。
イライラしてリモコンを床に放り投げたこともある。
夢が醒める前に叶えたかった。
これほど虚しい現実を突きつけられるなら、
いっそ楽にして欲しい。
そう言ったところで失った足は帰ってこない。
語り部シルヴァ
『胸が高鳴る』
緊張しやすいタイプだと場面場面で改めて思い知らされる。
人前で立ったり試合のときだったり、
はたまたこんな風にイベント行事の主役に回ったり...
入学前カリキュラムと称されたそれは
入学前の同級生とレクリエーションを楽しむ場だった。
それが人見知りで緊張しやすい自分からすれば、
ずっと緊張する場だったことには変わらない。
それでも、やっぱりワクワクとか楽しみは少なからずある。
緊張と楽しみ。こういった自分にとっての山場は
思わず笑みがこぼれるほど緊張してしまうもんなんだ。
自分の名前を呼ばれて、
前に立ちグループワークの発表をした。
語り部シルヴァ