『消えた星図』
友人とプラネタリウムを見に行くことになった。
友人が張り切って図書館で事前に勉強しようと言い出した。
今回の予定は友人から誘ってくれたのだが
相変わらず行動力がすごい。
それに振り回されても
むしろ元気な友人につられて楽しくなってくる。
早速図書館で勉強することにした。
星を調べてみると色んなことがわかる。
歴史とか天文学のレベルとか...
面白いなあと星の本を見てみると友人が肩をつつく。
どうしたのか目で聞いてみると今度は本を指さす。
友人がさした部分を見てみる。
"19〇〇年〜19✕✕年。
世界中で星が消え星図が書けなかったようだ。
原因は未解決のまま気がつけば星がまた輝いた。"
友人と顔を見合わせる。
今までニュースや先生にも聞いたことがない情報だった。
借りて家に帰ってじっくり見てみようにも
既に予約が入っていて、次借りに来た時にはもう
その本は消えていた。
もうプラネタリウムどころじゃなくなった僕たちは
休みの日に合流しては消えた星図の歴史を
探しに行くことにした。
語り部シルヴァ
『愛-恋=?』
最近、恋人が冷たい。
イチャイチャしてくれない。電話もしてくれない。
抱きついてもすぐ引き剥がされる。
それでも...ってずっと信じてた。
もうだめなのかな...
明日一緒にしたいこと...なんだっけ?
あれ...恋人ってこんな顔だっけ?
なんだか別人みたい。
あれ...なんで付き合ってるんだっけ。
愛したい人って恋心がくすぐられるもんじゃなかったけ?
...まあ、もういっか。
「ねえ、話があるんだけど...」
語り部シルヴァ
『梨』
スーパーで梨が売られていた。
秋だから。なんて理由で買ってみた。
こうでもしないと季節の果物なんて買わない。
皮を剥いて食べやすいサイズにカットして...
小皿に移して爪楊枝を刺して準備完了。
一口食べる。
シャキッとした食感に爽やかな甘さ。
もう一口...もう一口が止まらなくなる。
気がつけば小皿は空に。
一個だけだとこんなにもあっという間に無くなるのか...
また買おうかなと思う反面
このひとつで満喫できてしまった気はする。
気が向けば。そう思いながら流しに小皿をそっと置いた。
語り部シルヴァ
『LaLaLa GoodBye』
なあ知ってるか?
最近悪党を狙った人斬り事件が増えてるんだってよ。
へえ、悪党を狙うなんて正義のヒーロー気取りか?
いやそういう訳じゃないらしい。
カメラに映らないよう
夜な夜な静かに人斬りをしてるらしい。
なるほどなあ。
だがどうも不思議なのは歌を歌うらしい。
歌?子守唄的なあれか?
あぁ、ただオリジナルの歌らしく
その日によって内容は変わるらしい。
なんだかよく分からないなあ...ま、斬られるのはごめんだ。
さっさと金目のもの集めてずらかるぞ。
そうだな。...?おい、なにか聞こえないか?
あ?ほんとだ。...なあおいこれって...
静かな夜。革靴がコツコツと地面を蹴る。
今日は二人も斬ることが出来るなんてラッキーだなあ。
今宵も皆が静かに眠れるように子守唄を歌おう。
月明かりの下思わず歌いたくなる。
さあみんな。夜は私が守る。安心して眠たまえ。
La La La...
語り部シルヴァ
『どこまでも』
なんとなくで始めた創作が異様にハマってしまった。
文章で表すのは苦手だが絵でなら表現出来る。
好きな髪色に好きな目の形。
思いを形に仕立ててできた絵はなんともめちゃくちゃ。
人には見せれるレベルじゃないなこれは...
と思わず笑ってしまうほど。
それでも楽しい。
もっと絵を描いたり自分の表現を形にしたい。
絵を描くだけじゃなくてパーツの描き方とか
バランスのとり方とかも勉強しようかな。
好きがどんどん自分を上達させる。
好きがもっと好きになる。
今ならどこまでも、絵を描ける気がする。
ノートのページを一枚キレイに破り新たに絵を描き始めた。
語り部シルヴァ