→夕日に思う。
夕日が沈むのは、まだ安心できる。
恐ろしいのは、夕日が昇ってくることだ。
テーマ; 沈む夕日
→抗いがたい衝動
君の目は、とても硬くて、
その頑なさに魅力が詰まっている。
だから……、
君の目を見つめると、
どうしてもほじくり返したくなるんだよ……。
ウオノメくん!
テーマ; 君の目を見つめると
→短編・瞳
「まるでたくさんの目みたいだ!」
満天の星空の下で、少年は体を硬直させた。
都会育ちの彼が知る夜空は、わずかな星がまたたく空だった。
ピアノの発表会を数日後に控えた彼を、両親は山間のキャンプ場に連れ出した。
両親に声をかけられるまで、彼はずっと夜空と静かな対峙を続けていた。
彼を見下ろす目は温かいとは言えなかったが、不思議と平等なものに感じた。
発表会当日、彼は発表会の壇上に登った。
心臓が喉元まで持ち上がる。吐きそうなほどの鼓動に、逃げ出したい衝動に駆られた。
拍手に迎えられ、客席に一礼し顔を上げる。
客席の無数の視線が彼に注がれていた。
「あっ、星の目だ」
緊張よりも先に、脳裏に静かに見守るような星々の瞳が広がった。
指先の震えが止まった。
少年は静かにピアノに向かった。
テーマ; 星空の下で
→短編・ハテナの茶碗
「それでいい」
親方は言った。
褒めてくれたっぽい。
でも、え、えーっと、……どれ?
――親方は、誰にも真似できないくらい高い技術を持つ陶芸作家だ。
親方の華麗な作品に憧れるし、その超絶技巧には心から尊敬している。
弟子を取らない親方に頼み込んで、やっとのことで弟子にしてもらって、はや3年。
親方の技術を横目で覚えては、仕事の合間を縫って、小さな茶碗を作り続けた。
丹精込めて作った茶碗は、自分にとっては名作だが、拙いものばかりだ。
水漏れしないだけマシである。いや、有名な落語なら、水漏れしてても名品扱いで買い手がつくかもなと、そんな捻くれたことを考えながら、自室として借りている離れに、すべて飾った。
滅多に離れを訪れない親方が、さっきやってきた。
翌日の仕事について簡単な打ち合わせをしたあと、親方は部屋に並んだ俺の茶碗を、どれとなく見ていた。小さく頷く。
なんか言われるかなと思ったが、難しい顔をしたまま立ち去っていった。
夕飯のあと、俺が片付けに立ち上がったとき、読みかけの新聞から目を離すことなく親方が呟いた。
「お前のあれ、それでいい」
――俺の頭はハテナでいっぱいになった。
親方の「俺の背中を見て育て」システムにも随分と慣れたつもりだった。
しかし、親方の「それでいい」は、弟子としての姿勢か、茶碗のどれかなのか、それとも別の何かなのか、まったく見当がつかない。
それこそ、はてなの茶碗だ。意味を読み違えたら大爆死。
「ありがとうございます」
頭のなかで増え続けるハテナの水漏れに四苦八苦しながら、俺はそう答えた。
テーマ; それでいい
→1つだけ
「ひとつだけ」は、山の名前のようで、
「one issue」は、ティッシュペーパーのブランド名みたいで、
こんなバカげた投稿はonly one で、
私だけじゃないかしら(笑)
テーマ; 1つだけ