→右手左手
私は左利きですが、右手を使うように矯正されて、今日までやってきました。
咄嗟に左右の判断がつかず、右手のペンダコを確認して右を向くクセは、生涯変わらないでしょう。料理中に、その時々の使い勝手で、無意識のうちに左手を使って菜箸を操ることもあります。
こんな感じで、右手も左手も、これからも私の人生を一緒に紡いでいってくれることでしょう。
大事な相棒たちをねぎらって、夜な夜なハンドクリームのケアは欠かせません。
テーマ; 君と紡ぐ物語
→言葉
何処かで誰ががアーとかイーとか声を上げて、体や心の痛みをその咆哮に乗せたとしても、大体は消え去ってしまうのだが、稀に言語化の上手い人がいて、その叫びが言葉というカタチを得て、名言になったりする。
幾億もの失われた響きの上に成り立つ、強靭なアーカイブ。
テーマ; 失われた響き
→にわかには、信じ難いとも言えない、かもしれない話だが……
牛の赤身肉を、凍りつくほど冷えた霜の立つ朝に干しておく。すると、肉が霜を転写して、美しいサシが入る。
これが、かの有名な霜降り肉である。
ホントのようなウソの話。
テーマ; 霜降る朝
→気持ちを整えるために……
心の深呼吸を望んだことはないけれど、脳ミソを取り出して丸洗いをしたいと思ったことは、けっこうある。
脳ミソって細かい襞とか皺が多そうだし、カリカリと綿棒で掃除したら、すんげぇゴミとか汚れが取れそう。
そして、かなり「無」になれそうだと思うんだよね。
テーマ; 心の深呼吸
→宇宙色の毛糸玉
毎年この時期になると、取り出す箱がある。中には、毛糸と棒針と編みかけのセーター。もう何年も編みかけのままだ。
毛糸は宇宙色で、ところどころに黄色や白、オレンジなどの差し色が入っていて、本当に星空のようだ。毛糸玉の状態でも可愛らしいし、編み上がった部品は、言わずもがな。
さっさと編めば良いのだけれど、何となくダラダラして進まないでいる。
毎年、箱から出して編み上がった身頃や袖を眺める。上手に編めたなとか、ここはちょっと目が詰まってんだよなとか、さらには、その当時の思い出も蘇ってくるから不思議だ。
もしかして、セーターを編み上げない理由は、毎年の思い出巡りを楽しみにしているからかもしれない――。
ハイ、格好つけました。
未完成の理由は、ただの怠け癖由来です。
テーマ; 時を繋ぐ糸